巨大なシャムロックが消え、レプラコーンはヴィーラとは反対側のピッチに下りてきて、試合観戦のため、あぐらをかいて座った。
「さて、レディーズ・アンド・ジェントルメン。どうぞ拍手を――ブルガリア・ナショナルチームです! ご紹介しょうかいしましょう――ディミトロフ!」
ブルガリアのサポーターたちの熱ねっ狂きょう的てきな拍手に迎えられ、箒ほうきに乗った真っ赤なローブ姿が、はるか下方の入場口からピッチに飛び出した。あまりの速さに、姿がぼやけて見えるほどだ。
「イワノバ!」
二人目の選手の真しん紅くのローブ姿はたちまち飛び去った。
「ゾグラフ! レブスキー! ボルチャノフ! ボルコフ! そしてーぇぇ――クラム!」
「クラムだ、クラムだ!」
ロンが万眼鏡で姿を追いながら叫さけんだ。ハリーも急いで万眼鏡の焦点しょうてんを合わせた。
ビクトール・クラムは、色黒で黒い髪かみの痩やせた選手で、大きな曲がった鼻に濃こい黒い眉まゆをしていた。育ちすぎた猛もう禽きん類るいのようだ。まだ十八歳じゅうはちだとはとても思えない。
「では、みなさん、どうぞ拍手を――アイルランド・ナショナルチーム!」
バグマンが声を張り上げた。
「ご紹介しましょう――コノリー! ライアン! トロイ! マレット! モラン! クィグリー! そしてーぇぇぇ――リンチ!」
七つの緑の影が、サッと横切りピッチへと飛んだ。ハリーは万眼鏡の横の小さなつまみを回し、選手の動きをスローモーションにして、やっと箒の柄えに「ファイアボルト」の文字を読み取った。選手の背中にそれぞれの名前が銀の糸で刺し繍しゅうしてある。
巨大的三叶草消逝了,小矮妖们慢慢落到赛场上那些媚娃的对面,盘着腿坐下来,准备观看比赛。
“现在,女士们,先生们,热烈欢迎——保加利亚国家魁地奇队!我给大家介绍——迪米特洛夫!”
一个骑在飞天扫帚上的穿红衣服的身影,从下面的一个入口处飞进赛场,他飞得太快了,简直看不清楚。他赢得了保加利亚队支持者们的狂热喝彩。
“伊万诺瓦!”
第二个穿鲜红色长袍的身影嗖地飞了出来。
“佐格拉夫!莱弗斯基!沃卡诺夫!沃尔科夫!接下来是——克鲁姆!”
“是他,是他!”罗恩喊道,用他的全景望远镜追随着克鲁姆。哈利赶紧也把自己的望远镜对准了他。
威克多尔?克鲁姆长得又黑又瘦,皮肤是灰黄色的,一个大鹰钩鼻子、两道黑黑的浓眉,看上去就像一只身材巨大的老鹰。真难以相信他只有十八。
“现在,请欢迎——爱尔兰国家魁地奇队!”巴格曼响亮地喊道,“出场的是——康诺利!瑞安!特洛伊!马莱特!莫兰!奎格利!还—还—还有——林齐!”
七个模糊的绿色身影飞向了赛场,哈利转了转全景望远镜侧面的一个小钮,把队员的动作放慢,看清了他们的飞天扫帚上都印着“火弩箭”,还看到他们背上都用银线锈着各自的姓名。