小道は不安げにキャンプ場の騒ぎを振り返る人でびっしり埋まっているのに、フレッド、ジョージ、ジニーの姿はどこにも見当たらない。
道の少し先で、パジャマ姿のティーンエイジャーたちが塊かたまって、何かやかましく言い争っている。ハリー、ロン、ハーマイオニーを見つけると、豊かな巻き毛の女の子が振り向いて早口に話しかけた。
「ウマクシーム エせんせいは マどダこムに マクシームいったのかしら? ヌせんせいを ラヴォンみうしなって ペしルまデっュたーわ」
「え――なに?」ロンが言った。
「オゥ……」女の子はくるりとロンに背を向けた。三人が通り過ぎるとき、その子が「オグワーツホグワーツよ」と言うのがはっきり聞こえた。
「ボーバトンだわ」ハーマイオニーが呟つぶやいた。
「え?」ハリーが聞いた。
「きっとボーバトン校の生徒たちだわ。ほら……ボーバトン魔法アカデミー……私、『ヨーロッパにおける魔法教育の一いち考こう察さつ』でそのこと読んだわ」
「あ……うん……そう」とハリー。
「フレッドもジョージもそう遠くへは行けないはずだ」
ロンが杖つえを引っ張り出し、ハーマイオニーと同じに灯あかりを点つけ、目を凝こらして小道を見つめた。ハリーも杖を出そうと上着のポケットを探った――しかし、杖はそこにはなかった。あるのは万まん眼がん鏡きょうだけだった。
「あれ、いやだな。そんなはずは……僕、杖をなくしちゃったよ!」
「冗談じょうだんだろ?」
弗雷德、乔治和金妮已不见踪影,小路上密密麻麻地挤满了人,一个个都紧张地扭过头,朝营地上发生骚动的方向张望。在小路边,一群身穿睡衣的少男少女挤成一团,吵吵嚷嚷地争论着什么。当他们看见哈利、罗恩和赫敏时,一个有着浓密鬈发的小姑娘转过身,很快地说:“马克西姆夫人在哪里?我们找不到她了——”
“嗯——什么?”罗恩说。
“噢……”说话的小姑娘又把身子转了回去,他们继续往前走时,清楚地听见她说了一句,“霍格沃茨。”
“布斯巴顿。”赫敏低声说。
“对不起,你说什么?”哈利说。
“他们肯定是布斯巴顿的,”赫敏说,“你知道的……布斯巴顿魔法学院……我在《欧洲魔法教育评估》上读到过。”
“哦……原来……是这样。”哈利说。
“弗雷德和乔治不可能走得太远。”罗恩说着,抽出魔杖,也像赫敏一样想把它点亮了,然后眯起眼睛顺着小路望去。哈利在外衣的口袋里寻找自己的魔杖——可是魔杖不见了。他找到的只有那架全景望远镜。
“哎呀,糟糕,真不敢相信——我的魔杖丢了!”
“你在开玩笑!”