「じゃ、ダームストラングもよそ者には廃墟みたいに見えるのかい?」
「たぶんね」ハーマイオニーが肩をすくめた。
「さもなきゃ、ワールドカップの競きょう技ぎ場じょうみたいに、『マグル避よけ呪じゅ文もん』がかけてあるかもね。その上、外国の魔法使いに見つからないように、『位置発見不可能』にしてるわ」
「もう一回言ってくれない?」
「あのね、建物に魔法をかけて、地図上でその位置を発見できないようにできるでしょ?」
「うーん……君がそう言うならそうなんだろう」ハリーが言った。
「でも、私、ダームストラングってどこかずーっと遠い北のほうにあるに違いないって思う」
ハーマイオニーが分ふん別べつ顔がおで言った。
「どこか、とっても寒いとこ。だって、制服に毛皮のケープがついているもの」
「あー、ずいぶんいろんな可能性があったろうなあ」ロンが夢見るように言った。
「マルフォイを氷河から突き落として事故に見せかけたり、簡単にできただろうになぁ。あいつの母親があいつをかわいがっているのは、残念だ……」
列車が北に進むにつれて、雨はますます激はげしくなった。空は暗く、窓という窓は曇ってしまい、昼ひる日ひ中なかに車内灯が点ついた。昼食のカートが通路をガタゴトとやってきた。ハリーはみんなで分けるように、大おお鍋なべケーキをたっぷりひと山買った。
“这么说,在一个外人看来,德姆斯特朗也是一堆废墟?”
“大概是吧,”赫敏耸了耸肩膀,说道,“或者它被施了驱逐麻瓜咒,就像世界杯赛的体育馆一样。为了不让外国巫师发现它,还可以使它变得不可标绘——”
“这又是什么意思?”
“是这样,你可以给建筑物施一个魔咒,别人就无法在地图上把它标绘出来了,明白吗?”
“嗯……你最好再说明白点儿。”哈利说。
“不过我认为德姆斯朗大概在北部很远的地方,”赫敏若有所思地说,“一个非常寒冷的地方,因为他们的校服还包括毛皮斗篷呢。”
“啊,设想一下会发生什么事吧,”罗恩很神往地说,“把马尔福从冰川上推下去,弄得就像一次意外事故,这大概不会很难……真遗憾,他妈妈这么喜欢他……”
列车不断地往北行驶,雨下得越来越大,越来越猛。天空一片漆黑,车窗上覆盖着水气,所以大白天也点起了灯笼。嘎啦嘎啦,供应饭的小推车顺着过道推过来了,哈利买了一大摞坩埚蛋糕,让大家一起分享。