「僕たちのときと歌が違う」みんなと一いっ緒しょに手を叩たたきながら、ハリーが言った。
「毎年違う歌なんだ」ロンが言った。「きっと、すごく退たい屈くつなんじゃない? 帽ぼう子しの人生って。たぶん、一年かけて次の歌を作るんだよ」
マクゴナガル先生が羊よう皮ひ紙しの太い巻まき紙がみを広げはじめた。
「名前を呼ばれたら、『帽子』をかぶって、この椅子にお座りなさい」先生が一年生に言い聞かせた。「『帽子』が寮りょうの名を発表したら、それぞれの寮のテーブルにお着きなさい」
「アッカリー、スチュワート!」
進み出た男の子は、頭のてっぺんから爪つま先さきまで、傍はた目めにもわかるほど震ふるえていた。組分け帽子を取り上げ、かぶり、椅子に座った。
「レイブンクロー!」帽子が叫さけんだ。
スチュワート・アッカリーは帽子を脱ぎ、急いでレイブンクローのテーブルに行き、みんなの拍手に迎えられて席に着いた。スチュワート・アッカリーを拍手で歓迎しているレイブンクローのシーカー、チョウ・チャンの姿が、ちらりとハリーの目に入った。ほんの一瞬いっしゅん、ハリーは自分もレイブンクローのテーブルに座りたいという奇妙な気持になった。
「バドック、マルコム!」
「スリザリン!」
大おお広ひろ間まの向こう側のテーブルから歓かん声せいが上がった。バドックがスリザリンのテーブルに着き、マルフォイが拍手している姿をハリーは見た。スリザリン寮は多くの「闇やみの魔法使い」を輩出はいしゅつしてきたということを、バドックは知っているのだろうか。マルコム・バドックが着席すると、フレッドとジョージが嘲あざけるように舌を鳴ならした。
“这首歌不是上次它给我们分院时唱的那首。”哈利和大家一起鼓掌,一边说道。
“每年唱的歌都不一样。”罗恩说,“作为一顶帽子,它的生活一定蛮单调的,是不是?我猜想它花了整整一年时间想出下一首歌。”
这时,麦格教授展开一大卷羊皮纸。
“我叫到谁的名字时,谁就把帽子戴在头上,坐到凳子上,”她对一年级新生说,“等帽子宣布了学院,就去坐在相应的桌子旁。”
“斯图尔特·阿克利!”
一个男孩走上前,可以看出他从头到脚都在发抖。他拿起分院帽,戴在头上,坐在了那张凳子上。
“拉文克劳!”分院帽喊道。
斯图尔特·阿克利摘掉帽子,匆匆跑到拉文克劳桌子旁的一个座位上坐下,桌旁的每个人都鼓掌欢迎他。哈利无意间看见了拉文克劳的找球手秋·张,她在斯图尔特·阿克利坐下时高兴地欢呼着。一时间,哈利产生了一个奇怪的冲动,真希望自己也坐到拉文克劳桌子边去。
“马尔科姆·巴多克!”
“斯莱特林!”
礼堂边一边的桌旁传来响亮的欢呼声。哈利看见当巴多克加入到斯莱特林的行列中时,马尔福也在拼命鼓掌。哈利心想,不知巴多克是否知道,从斯莱特林学院出来的黑巫师从其他学院都多。马尔科姆?巴多克坐下时,弗雷德和乔治嘘嘘地喝着倒彩。