「よし、それでは――」出席簿の最後の生徒が返事をし終えると、ムーディが言った。「このクラスについては、ルーピン先生から手紙をもらっている。おまえたちは、闇やみの怪物と対決するための基本をかなり満まん遍べんなく学んだようだ――まボねガ妖ー怪ト、赤帽鬼レッドキャップ、おいでおいで妖怪ヒンキーパンク、水魔グリンデロー、河童カッパ、人じん狼ろうなど。そうだな?」
ガヤガヤガヤと、みんなが同意した。
「しかし、おまえたちは、遅れている――非常に遅れている――呪のろいの扱い方についてだ。そこで、わしの役目は、魔法使い同士が互いにどこまで呪い合えるものなのか、おまえたちを最低線まで引き上げることにある。わしの持ち時間は一年だ。その間におまえたちに、どうすれば闇の――」
「え? ずっといるんじゃないの?」ロンが思わず口走った。
ムーディの「魔法の目」がぐるりと回ってロンを見据えた。ロンはどうなることかとドギマギしていたが、やがてムーディがふっと笑った――笑うのを、ハリーは初めて見た。傷痕だらけの顔が笑ったところで、ますますひん曲がり、捻ねじれるばかりだったが、それでも笑うという親しさを見せたことは、何かしら救われる思いだった。ロンも心からほっとした様子だった。
「おまえはアーサー・ウィーズリーの息子だな、え?」ムーディが言った。「おまえの父てて親おやのお陰で、数日前、窮きゅう地ちを脱した……ああ、一年だけだ。ダンブルドアのために特別にな……一年。その後は静かな隠いん遁とん生活に戻る」
ムーディはしわがれた声で笑い、節ふしくれだった両手をパンと叩たたいた。
“好了,”当最后一名同学应答结束后,他说,“我收到卢平教授的一封信,介绍了这门课的情况。看起来,对于如何对付黑魔法动物,你们已经掌握了不少基础知识——你们学会了对付博格特、红帽子、欣克庞克、格林迪洛、卡巴和狼人,对吗?”
同学们低声表示赞同。
“可是如何对付咒语方面,你们还学得很不够——很不够,”穆迪说,“因此,我准备让你们领略一下巫师们之间施的法术。我有一年的时间教你们如何对付黑魔法——”
“什么,你说什么?”罗恩脱口而出,问道。
穆迪的那只带魔法的眼睛转过来,盯着罗恩。罗恩看上去害怕极了,可是很快穆迪就笑了——这是哈利第一次看见穆迪露出笑容。他一笑,那布满伤疤的脸就显得更扭曲更怪异了,不过知道他还能露出友好的微笑,总是令人欣慰的。罗恩仿佛大松了一口气。
“你是亚瑟·韦斯莱的儿子吧,嗯?”穆迪说,“几天前,你父亲帮我摆脱了一个很棘手的困难处境……是啊,我只教一年。帮邓布利多一个忙……只教一年,然后重新过我平静的退休生活。”
他哑着嗓子笑了,然后拍了拍粗糙的大手。