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第14章 許されざる呪文 The Unforgivable Curses(5)

时间: 2023-04-24    进入日语论坛
核心提示:ムーディは左右不ふ揃ぞろいの足で、ぐいと立ち上がり、机の引き出しを開け、ガラス瓶びんを取り出した。黒い大グモが三匹、中で
(单词翻译:双击或拖选)

ムーディは左右不ふ揃ぞろいの足で、ぐいと立ち上がり、机の引き出しを開け、ガラス瓶びんを取り出した。黒い大グモが三匹、中でガサゴソ這はい回っていた。ハリーは隣となりでロンがぎくりと身を引くのを感じた――ロンはクモが大の苦手だ。

ムーディは瓶に手を入れ、クモを一匹つかみ出し、手のひらに載のせてみんなに見えるようにした。それから杖つえをクモに向け、一言呟つぶやいた。

「インペリオ! 服従せよ!」

クモは細い絹きぬ糸いとのような糸を垂たらしながら、ムーディの手から飛び降り、空中ブランコのように前に後ろに揺ゆれはじめた。脚をピンと伸ばし、後ろ宙返りをし、糸を切って机の上に着地したと思うと、クモは円を描きながらくるりくるりと側転を始めた。ムーディが杖をぐいと上げると、クモは二本の後ろ脚で立ち上がり、どう見てもタップダンスとしか思えない動きを始めた。

みんなが笑った――ムーディを除いて、みんなが。

「おもしろいと思うのか?」ムーディは低く唸うなった。「わしがおまえたちに同じことをしたら、喜ぶか?」

笑い声が一瞬いっしゅんにして消えた。

「完全な支配だ」ムーディが低い声で言った。

クモは丸くなって、ころりころりと転がりはじめた。

「わしはこいつを、思いのままにできる。窓から飛び降りさせることも、水に溺おぼれさすことも、誰かの喉のどに飛び込ませることも……」

ロンが思わず身み震ぶるいした。

「何年も前になるが、多くの魔法使いたちが、この『服従の呪文』に支配された」

ムーディの言っているのはヴォルデモートの全盛時代のことだと、ハリーにはわかった。

「誰が無理に動かされているのか、誰が自みずからの意思で動いているのか、それを見分けるのが、魔法省にとってひと仕事だった」

「『服従の呪文』と戦うことはできる。これからそのやり方を教えていこう。しかし、これには個人の持つ真しんの力が必要で、誰にでもできるわけではない。できれば呪じゅ文もんをかけられぬようにするほうがよい。油ゆ断だん大たい敵てき!」ムーディの大声に、みんな飛び上がった。

ムーディはとんぼ返りをしているクモを摘つまみ上げ、ガラス瓶びんに戻した。


穆迪艰难地支着假腿站起来,打开讲台的抽屉,拿出一个玻璃瓶。三只大黑蜘蛛在里面爬个不停。哈利感到罗恩在他身边微微缩了缩身子——罗恩最讨厌蜘蛛了。
穆迪把手伸进瓶子,抓起一只蜘蛛,放在摊开的手掌上,让大家都能看见。然后他用魔杖指着它,喃喃地念道:“魂魄出窍!”
蜘蛛从穆迪手掌上跳开了,悬着一根细丝,开始前后荡来荡去,就像坐在高高的秋千上一样。它僵硬地伸直了腿,然后回身翻了一个跟头,细丝被拉断了。它摔在桌上,开始绕着圈子翻跟头。穆迪一抖魔杖,它又支着两条后腿站了起来,跳起了一种踢踏舞,没错,就是踢踏舞。
大家都笑了起来——只有穆迪没笑。
“你们觉得很好玩,是吗?”他粗着嗓子问,“如果我对你们来这一下,你们会喜欢吗?”
笑声几乎立刻就消失了。
“完全受我控制,”穆迪轻声说——这时蜘蛛团起身子,开始不停地滚来滚去,“我可以让它从窗口跳出去,或把自己淹死,或跳进你们哪一位同学的喉咙……”
罗恩不由自主地抖了一下。
“多年以前,许多巫师都被夺魂咒控制住了,”穆迪说——哈利知道他说的是伏地魔势力最强大的那些日子,“真把魔法部忙坏了。他们要分清谁是被迫行事,谁是按自己的意愿行事。”
“夺魂咒是可以抵御的,我会把方法教给你们,但是这需要很强的人格力量,不是每个人都能掌握的。你们最好尽量避免被它击中。随时保持警惕!”他突然大吼起来,把大家都吓了一跳。
穆迪抓起翻跟头的蜘蛛,扔回玻璃瓶里。
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