フレッドとジョージがいなくなってから十分もたったころ、肖しょう像ぞう画がの穴が開き、ハーマイオニーが談話室に這はい登ってきた。片手に羊皮紙を一ひと束たば抱え、もう一方の手に箱を抱えている。箱の中身が歩くたびにカタカタ鳴った。クルックシャンクスが、背中を丸めてゴロゴロ喉のどを鳴らした。
「こんばんは」ハーマイオニーが挨あい拶さつした。「ついにできたわ!」
「僕もだ!」ロンが勝ち誇ほこったように羽根ペンを放り出した。
ハーマイオニーは腰かけ、持っていたものを空あいている肘ひじ掛かけ椅い子すに置き、それからロンの運うん勢せい予言を引き寄せた。
「すばらしい一ヵ月とはいかないみたいですこと」ハーマイオニーが皮ひ肉にくたっぷりに言った。クルックシャンクスがその膝ひざに乗って丸まった。
「まあね。少なくとも、前もってわかっているだけましさ」ロンは欠伸あくびをした。
「二回も溺おぼれることになっているようよ」ハーマイオニーが指し摘てきした。
「え? そうか?」ロンは自分の予言をじっと見た。
「どっちか変えたほうがいいな。ヒッポグリフが暴れて踏ふみつぶされるってことに」
「でっち上げだってことが見え見えだと思わない?」ハーマイオニーが言った。
「何をおっしゃる!」ロンが憤ふん慨がいするふりをした。「僕たちは、屋や敷しきしもべ妖よう精せいのごとく働いていたのですぞ!」
ハーマイオニーの眉まゆがぴくりと動いた。
「ほんの言葉のアヤだよ」ロンが慌あわてて言った。
ハリーも羽根ペンを置いた。まさに首を切られて自分が死ぬ予言を書き終えたのだ。
弗雷德和乔治走后十分钟左右,肖像画后的洞打开了,赫敏爬进了公共休息室,一只手里拿着一卷羊皮纸,另一只手里捧着一只盒子。她一走路,盒子里的东西就咔哒咔哒作响。克鲁克山拱起后背,呼噜呼噜叫着。
“你们好,”她说,“我忙完了!”
“我也忙完了!”罗恩得意地说,扔下了羽毛笔。
赫敏坐了下来,把手里的东西放到一张空椅子上,把罗恩写的预言拉到面前。
“你这个月可够倒霉的,是吧?”她讽刺地说,克鲁克山蜷缩在她的膝盖上。
“是啊,至少我预先得到警告了。”罗恩打着哈欠说。
“你似乎要淹死两次。”赫敏说。
“是吗?”罗恩说,赶紧低头看自己的预言,“我最好把其中一次改成被一头横冲直撞的鹰头马身有翼兽踩死。”
“这不一眼就能看出都是你凭空编造的吗?”赫敏说。
“你竟敢这么说!”罗恩假装气愤地说,“我们在这里忙了一个晚上,辛苦得像家养小精灵!”
赫敏扬起了眉毛。
“对不起,措辞不当。”罗恩赶紧说道。
哈利也放下了羽毛笔,他刚刚预言自己将被砍头。