小屋を振り向きもせず、ハグリッドはマダム・マクシームと一緒に校庭をテクテク歩きはじめた。二人が大おお股またで過ぎ去ったあとを、ボーバトン生がほとんど駆かけ足で、追っていった。
「ハグリッド、あの人に気があるんだ!」ロンは信じられないという声だ。「まあ、二人に子どもができたら、世界記録だぜ――あの二人の赤ん坊なら、きっと重さ一トンはあるな」
三人は小屋を出て戸を閉めた。外は驚くほど暗かった。マントをしっかり巻きつけて、三人は芝しば生ふの斜面を登りはじめた。
「ちょっと見て! あの人たちよ!」ハーマイオニーが囁ささやいた。
ダームストラングの一いっ行こうが湖から城に向かって歩いていくところだった。ビクトール・クラムはカルカロフと並び、あとのダームストラング生は、その後ろからバラバラと歩いていた。ロンはわくわくしながらクラムを見つめたが、クラムのほうは、ハーマイオニー、ロン、ハリーより少し先に正面扉とびらに到着とうちゃくし、周囲には目もくれずに中に入った。
三人が中に入ったときには、蝋ろう燭そくの灯あかりに照らされた大おお広ひろ間まは、ほぼ満員だった。「炎ほのおのゴブレット」は、いまは教職員テーブルの、まだ空席のままのダンブルドアの席の正面に移されていた。フレッドとジョージが――鬚ひげもすっかりなくなり――失望を乗り越えて調子を取り戻したようだった。
「アンジェリーナだといいな」ハリー、ロン、ハーマイオニーが座ると、フレッドが声をかけた。
「私もそう思う!」ハーマイオニーも声を弾はずませた。「さあ、もうすぐはっきりするわ!」
海格甚至没有回头望一眼他的小屋,就迈着沉重的脚步,和马克西姆夫人一起走过场地。布斯巴顿的学生们跟在后面,小跑着才能跟上他们的大步子。
“他爱上她了!”罗恩不敢相信地说,“啊,如果他们以后有了孩子,肯定会创造一个世界记录——我敢说他们的每个孩子都有一吨重。”
他们自己出了小屋,关好房门。没想到外面这么黑了。他们把斗篷裹得更紧一引起,顺着草坪的斜坡往上走。
“喔,他们来了,快看!”赫敏小声说。
德姆斯特朗的代表团正从湖边朝城堡走去。威克多尔·克鲁姆和卡卡洛夫并排走在前面,其他德姆斯特朗的学生稀稀落浇地跟在后面。罗恩激动地望着克鲁姆,然而克鲁姆目不斜视地在赫敏、罗恩和哈利前面到达正门,进去了。
当他们走进烛光映照的礼堂时,里面几乎坐满了人。火焰杯已经被挪了地方。它此刻立在教工桌子上邓布利多的那张空椅子前面。弗雷德和乔治——下巴又光溜溜的了——似乎已经欣然接受了他们的失败。
“真希望是安吉利娜。”当哈利、罗恩和赫敏坐下时,弗雷德说。
“我也是!”赫敏屏住呼吸说道,“啊,我们很快就会知道了!”