「ドラゴンなんて!」ハリーをテントに引き入れながら、マダム・ポンフリーが苦にがりきったように言った。テントは小部屋に分かれていて、キャンバス地を通して、セドリックだとわかる影が見えた。セドリックの怪け我がは大したことはなさそうだった。少なくとも、上半身を起こしていた。マダム・ポンフリーはハリーの肩を診しん察さつしながら、怒ったようにしゃべり続けた。
「去年は吸きゅう魂こん鬼き、今年はドラゴン、次は何を学校に持ち込むことやら? あなたは運がよかったわ……傷きずは浅いほうです……でも、治なおす前に消毒が必要だわ……」
マダム・ポンフリーは傷口を、何やら紫むらさき色いろの液体で消毒した。煙が出て、ぴりぴり滲しみた。ポンフリーが杖つえでハリーの肩を軽く叩たたくと、ハリーは、傷がたちまち癒いえるのを感じた。
「さあ、しばらくじっと座っていなさい――お座りなさい! そのあとで点数を見にいってよろしい」マダム・ポンフリーは慌あわただしくテントを出ていったが、隣となりの部屋に行って話をするのが聞こえてきた。「気分はどう? ディゴリー?」
ハリーはじっと座っていたくなかった。まだアドレナリンではち切れそうだった。立ち上がり、外で何が起こっているのか見ようとしたが、テントの出口にもたどり着かないうちに、誰か二人が飛び込んできた――ハーマイオニーと、すぐ後ろにロンだった。
「ハリー、あなた、すばらしかったわ!」ハーマイオニーが上ずった声で言った。顔に爪つめの跡あとがついている。恐怖でギュッと爪を立てていたのだろう。「あなたって、すごいわ! あなたって、ほんとうに!」
“火龙!”她用一种厌恶的口吻说,一把将哈利拉了进去。帐篷里分成了几个小隔间,他隔着帆布辨认出塞德里克的身影。看来塞德里克伤得并不严重,至少他已经坐了起来。庞弗雷夫人仔细察看着哈利的肩膀,一边气呼呼地说个不停。“去年是摄魂怪,今年是火龙,接下来他们还要把什么东西带进这所学校?你还算幸运……伤口很浅……不过先要清洗一下,我再给你治疗……”
她用一种冒烟的、气味很难闻的紫色液体清洗了伤口,然后她用魔杖捅了捅哈利的肩膀,他觉得伤口立刻就愈合了。
“好了,安安静静地坐一分钟——坐下!然后你就可以去看你的得分了。”
她快步出了帐篷,哈利听见她走进隔间,说道:“你感觉怎么样了,迪戈里?”
哈利不想一动不动地坐着:他太兴奋了。他站了起来,想看看外面的情况,但没等他走到帐篷口,就有两个人迎面冲了进来——是赫敏,后面紧跟着罗恩。
“哈利,你真出色!”赫敏尖声尖气地说。她脸上左一道右一道的,都是指甲抓的痕迹,因为她一直在惊恐地抓挠自己的脸。“你真是太棒了!真是太棒了!”