三人はピッグウィジョンが闇やみに消えていくのを見送った。それから、ロンが言った。
「さあ、ハリー、下に行って、君のびっくりパーティに出なきゃ――フレッドとジョージが、いまごろはもう厨房ちゅうぼうから食べ物をどっさりくすねてきてるはずだ」
まさに、そのとおりだった。グリフィンドールの談だん話わ室しつに入ると、歓かん声せいと叫さけび声が再び爆発した。山のようなケーキ、大おお瓶びん入りのかぼちゃジュースやバタービールが、どこもかしこもびっしりだった。リー?ジョーダンが「ドクター?フィリバスターのヒヤヒヤ花火」を破は裂れつさせたあとだったので、周り中に星や火花が散っていた。絵の上手なディーン?トーマスが、見事な新しい旗を何枚か作っていたが、そのほとんどがファイアボルトでホーンテールの頭上をブンブン飛び回るハリーを描いていた。ほんの二、三枚だけが、頭に火がついたセドリックの絵だった。
ハリーは食べ物を取った。まともな空腹感がどんなものか、そのときまでほとんど忘れていた。ハリーはロンやハーマイァ∷ーと一いっ緒しょに座った。信じられないくらい幸せだった。ロンが自分の味方に戻ってきてくれた。第一の課題をクリアしたし、第二の課題までは、まだ三ヵ月もある。
「おっどろき。これ、重いや」リー?ジョーダンが、ハリーがテーブルに置いておいた金の卵を持ち上げ、手で重みを計りながら言った。「開けてみろよ、ハリー、さあ! 中に何があるか見ようぜ!」
「ハリーは自分一人でヒントを見つけることになってるのよ」すかさずハーマイァ∷ーが言った。「試合のルールで決まっているとおり……」
「ドラゴンを出し抜く方法も、自分一人で見つけることになってたんだけど」ハリーが、ハーマイァ∷ーにだけ聞こえるように呟つぶやくと、ハーマイァ∷ーはばつが悪そうに笑った。
「そうだ、そうだ。ハリー、開けろよ!」何人かが同調した。
リーから卵を渡されたハリーは、卵の周りにぐるりとついている溝みぞに爪つめを立ててこじ開けた。
果然,当他们走进格兰芬多公共休息室时,里面又一次爆发出一片欢呼和喧哗。桌子、椅子上都堆着小山一般的蛋糕,还有一壶壶南瓜汁和黄油啤酒。李·乔丹燃放了一些费力拔焰火,空气里闪动着许多星星和火花。擅长绘画的迪安?托马斯挂起了好几条醒目的新横幅,大多数横幅上都画着哈利骑着火弩箭绕着树蜂穿梭飞翔的场面,不过也有两幅表现了塞德里克脑袋着火的情景。
哈利吃了起来。这些日子,他几乎忘记什么是正常的饥饿感了。他和罗恩、赫敏一起坐了下来。他简直无法相信自己有多么开心:罗恩又回到了他身边,他通过了第一个项目,而第二个项目要三个月以后才去面对。
“天哪,还挺觉的,”李·乔丹拿着哈利放在桌上的金蛋,用双手掂量着,说,“快把它打开,哈利!让我们看看里面是什么!”
“他应该自己解开线索,”赫敏赶忙说道,“争霸赛的章程规定……”
“我也应该自己解决怎样穿越火龙的问题呀。”哈利嘀咕了一句。他的声音很低,只有赫敏能够听见,赫敏心虚地咧开嘴笑了。
“好了,来吧,哈利,把它打开!”几个人响应着。
李把金蛋递给了哈利,哈利用指甲抠进金蛋上的一圈凹槽,把蛋撬开了。