「あの女は、あんまり魔ま法ほう生せい物ぶつに関心があるようには見えんかったな。正直言うと」
学期最後の「魔ま法ほう生せい物ぶつ飼し育いく学がく」のクラスで、ハリー、ロン、ハーマイァ∷ーが、リータ?スキーターのインタビューはどうだったと聞くと、ハグリッドがそう答えた。いまやハグリッドはスクリュートと直接触ふれ合うことを諦あきらめていたので、みんなほっとしていた。今日の授業は、ハグリッドの丸太小屋の陰に隠れ、簡かん易いテーブルの周りに腰かけ、スクリュートが好みそうな新あら手ての餌えさを用意するだけだった。
「あの女はな、ハリー、俺おれにおまえさんのことばっかり話させようとした」ハグリッドが低い声で話し続けた。「まあ、俺は、おまえさんとはダーズリーのところから連れ出してからずっと友達だって話した。『四年間で一度も叱しかったことはないの?』って聞いてな。『授業中にあなたをイライラさせたりしなかった?』ってな。俺が『ねえ』って言ってやったら、あの女、気に入らねえようだったな。おまえさんのことをな、ハリー、とんでもねえやつだって、俺にそう言わせたかったみてえだ」
「そのとおりさ」ハリーはそう言いながら、大きなボウルにドラゴンのレバーを切った塊かたまりをいくつか投げ入れ、もう少し切ろうとナイフを取り上げた。「いつまでも僕のことを、小さな悲ひ劇げきのヒーロー扱いで書いてるわけにいかないもの。それじゃ、つまんなくなってくるし」
「あいつ、新しい切り口がほしいのさ、ハグリッド」火トカゲの卵の殻からをむきながら、ロンがわかったような口をきいた。「ハグリッドは、『ハリーは狂った非行少年です』って言わなきゃいけなかったんだ」
「ハリーがそんなわけねえだろう!」ハグリッドはまともにショックを受けたような顔をした。
「あの人、スネイプをインタビューすればよかったんだ」ハリーが不快そうに言った。
「スネイプなら、いつでも僕に関するおいしい情報を提供するだろうに。『本校に来て以来、ポッターはずっと規則破りを続けておる……』とかね」
「そんなこと、スネイプが言ったのか?」ロンとハーマイァ∷ーは笑っていたが、ハグリッドは驚いていた。「そりゃ、ハリー、おまえさんは規則の二つ、三つ曲げたかもしれんが、そんでも、おまえさんはまともだろうが、え?」
「ありがとう、ハグリッド」ハリーがニッコリした。
“实话对你们说吧,她好像对神奇生物不怎么感兴趣。”海格说,这是在学期的最后一节保护神奇生物课上,哈利、罗恩和赫敏询问他和丽塔·斯基特面谈的情况。现在,海格终于放弃了直接接触炸尾螺的做法,这使他们松了一口气。今天,他们只是躲在海格的小屋后面,坐在一张搁板桌旁准备一批新挑选的食物,要用它们勾起炸尾螺的食欲。
“她只是要我谈你,哈利,”海格继续压低声音说道,“我嘛,我就告诉她,自从我把你从德思礼家接来的那天起,我们就是好朋友。‘这四年里,你从来不需要训斥他吗?’她问,‘他从来没有在课堂上调皮捣蛋?’我对她说没有,她就显得很不高兴。她好像希望我把你说得很糟糕,哈利。”
“她当然是这样,”哈利说着,把一块龙肝扔进一只大金属碗里,又拿起刀子准备再切一些,“她不能总写我是一个多么富有悲剧色彩的小英雄啊,那会使人厌烦的。”
“她需要换一个新的角度,海格,”罗恩明智地说,一边剥着火蛇的蛋壳,“你应该说哈利是一个无法无天的少年犯!”
“但他不是啊!”海格说,似乎完全惊呆了。
“她应该采访一下斯内普,”哈利气呼呼地说,“他总有一天会在她面前告我一状。波特自打进了这个学校之后,就一直在违反校规……”
“他说过这样的话,是吗?”海格问——罗恩和赫敏都在哈哈大笑,“说起来,你大概确实违反过几条校规,哈利,但你的表现一直很不错,是不是?”
“谢谢你,海格。”哈利说着,咧开嘴笑了。