ロンの豆ふくろうが、氷柱つららの下がった階段の手すりのてっぺんでさえずりまくっていた。脚に、丸めた羊よう皮ひ紙しがくくりつけられていた。そばを通り過ぎる生徒たちがピッグを指差しては笑っている。三年生の女子生徒たちが立ち止まって言った。
「ねえ、あのちびっ子ふくろう、見て! かっわいいー!」
「あのバカ羽はねっ子こ!」ロンが歯は噛がみして階段を駆かけ上がり、ピッグをパッとつかんだ。
「手紙は、受取人にまっすぐ届けるの! ふらふらして見せびらかすんじゃないの!」
ピッグウィジョンはロンの握りこぶしの中から首を突き出して、うれしそうにホッホッと鳴いた。三年生の女子生徒たちは、ショックを受けたような顔をして見ていた。
「早く行けよ!」ロンが女子生徒に噛みつくように言い、ピッグを握ったままこぶしを振り上げた。ピッグは、「高い、高い」をしてもらったように、ますますうれしそうに鳴いた。
「ハリー、はい――受け取って」ロンが声を低くして言った。三年生の女子たちは、憤ふん慨がいした顔で走り去った。ロンがピッグウィジョンの脚からはずしたシリウスの返事を、ハリーはポケットにしまい込んだ。それから三人は、手紙を読むために急いでグリフィンドール塔とうに戻った。
談だん話わ室しつではみんなお祭り気分で盛もり上がり、ほかの人が何をしているかなど気にも留めない。ハリー、ロン、ハーマイオニーは、みんなから離れて窓のそばに座った。窓はだんだん雪で覆おおわれて暗くなっていく。ハリーが手紙を読み上げた。
罗恩的小猫头鹰在挂满冰柱的扶手顶上疯狂地扑扇着翅膀,它腿上系着一卷羊皮纸。路过的人们都指着它哈哈大笑,一群三年级女生停下脚步,说:“哦,快看那只小不点儿猫头鹰!它多么可爱啊!”
“这只小笨鸟!”罗恩咬牙切齿地说,三步并作两步走赶上楼去,一把抓住小猪,“你应该把信送给收件人!不能在这里炫耀!”
小猪高兴地叫着,它的脑袋从罗恩的拳头上伸出来。那些三年级的女生似乎都吓坏了。
“快走开!”罗恩恶狠狠地对她们说,一边挥舞着那只捏着小猪的拳头。小猪扑扇着翅膀,挣扎着朝空中飞去,叫得比以前更欢快了。罗恩从小猪腿上扯下小天狼星的回信。“在这里——拿去吧,哈利。”罗恩压低声音说,这时那些三年级女生正在散去,一个个都显得很气愤。哈利把它塞进口袋里,然后三个人匆匆赶向格兰芬多塔楼去看信。
公共休息室里的每个人都忙着释放假期里多余的精力,根本顾不上观察别人在做什么。罗恩、哈利和赫敏避开众人,坐在一扇正被大雪慢慢覆盖的昏暗的窗户旁,哈利出声地念道: