談話室は、いつもの黒いローブの群れではなく色とりどりの服ふく装そうで溢あふれ返り、いつもとは様子が違っていた。パーバティは寮りょうの階段下でハリーを待っていた。とてもかわいい。ショッキング・ピンクのパーティドレスに、長い黒くろ髪かみを三つ編あみにして金の糸を編み込み、両手首には金のブレスレットが輝かがやいていた。クスクス笑いをしていないので、ハリーはほっとした。
「君――あの――すてきだよ」ハリーはぎごちなく褒ほめた。
「ありがとう」パーバティが言った。それから、「パドマが玄げん関かんホールで待ってるわ」とロンに言った。
「うん」ロンはきょろきょろしていた。「ハーマイオニーはどこだろう?」
パーバティは知らないわとばかり肩をすくめた。
「それじゃ、下に行きましょうか、ハリー?」
「オッケー」そう答えながら、ハリーは、このまま談だん話わ室しつに残っていられたらいいのに、と思った。肖像しょうぞう画がの穴から出る途と中ちゅう、フレッドがハリーを追い越しながらウィンクした。
玄関ホールも生徒でごった返していた。大おお広ひろ間まのドアが開放される八時を待って、みんなうろうろしている。違う寮りょうのパートナーと組む生徒は、お互いを探して人混みの中を縫ぬうように歩いていた。パーバティは妹のパドマを見つけて、ハリーとロンのところへ連れてきた。
公共休息室里看上去怪怪的,里面的人们不再是青一色的黑袍,而是穿着五颜六色的礼袍。帕瓦蒂在楼梯下面等着哈利。她看上去确实非常漂亮,穿着扎眼的粉红色长袍,乌黑的秀发用金丝带编成辫子,手腕上的金手镯闪闪发亮。哈利见她没有发出咯咯的傻笑,不由松了口气。
“你——嗯——很漂亮。”他很不自然地说。
“谢谢。”她说。“帕德玛在门厅里与你碰头。”她又对罗恩说。
“好吧。”罗恩说,一边东张西望,“赫敏呢?”
帕瓦蒂耸了耸肩。“我们下去吧,好吗,哈利?”
“好吧。”哈利说,他真希望能够留在公共休息室里。哈利在钻出肖像画洞口时碰见了弗雷德,弗雷德冲他调皮地眨眨眼睛。
门厅里也挤满了学生,都在来回打转,等待八点钟的到来,那时礼堂的大门才会敞开。有些人要与其他学院的舞伴碰头,便侧着身子在人群里挤来挤去,寻找对方的身影。帕瓦蒂找到了她的妹妹帕德玛,领着她过来见哈利和罗恩。