「ほとんどの審査員が」――と、ここでバグマンは、カルカロフをじろりと見た――「これこそ道徳的な力を示すものであり、50点満点に値するとの意見でした。しかしながら……ポッター君の得点は45点です」
ハリーは胃袋が飛び上がった――これで、セドリックと同点一位になった。ロンとハーマイオニーは、きょとんとしてハリーを見つめたが、すぐに笑い出して、観衆と一いっ緒しょに力一杯拍手した。
「やったぜ、ハリー!」ロンが歓かん声せいに負けじと声を張り上げた。「君は結局まぬけじゃなかったんだ――道徳的な力を見せたんだ!」
フラーも大きな拍手を送っていた。しかし、クラムはまったくうれしそうではなかった。何とかハーマイオニーと話そうとしていたが、ハーマイオニーはハリーに声せい援えんを送るのに夢中で、クラムの話など耳に入らなかった。
「第三の課題、最終課題は、六月二十四日の夕暮れ時に行われます」引き続きバグマンの声がした。「代表選手は、そのきっかり一ヵ月前に、課題の内容を知らされることになります。諸しょ君くん、代表選手の応援をありがとう」
終わった。ぼーっとした頭でハリーはそう思った。マダム・ポンフリーが代表選手と人質に濡ぬれた服を着き替がえさせるために、みんなを引いん率そつして城へと歩き出したところだった。……終わったんだ。通過したんだ……六月二十四日までは、もう何も心配する必要はないんだ……。
城に入る石段を上りながら、ハリーは心に決めた。こんどホグズミードに行ったら、ドビーに、一日一足として、一年分の靴くつ下したを買ってきてやろう。
“大多数裁判,”说到这里,巴格曼非常不满地扫了卡卡洛夫一眼,“觉得这充分体现了高尚的道德风范。然而……波特先生的分数是45分。”
哈利的心欢跳起来——他第一次与塞德里克打了个平手。罗恩和赫敏惊讶极了,呆呆地望着哈昨,然后开心地哈哈大笑,和其他观众一起拼命鼓起掌来。
“真有你的,哈利!”罗恩在喧哗声中扯着嗓子喊道,“原来你不是犯傻啊——你是在表现道德风范!”
芙蓉也在用力拍着巴掌,但是克鲁姆显得很不高兴。他又想跟赫敏搭话,但她只顾为哈利欢呼喝彩,根本不理睬他。
“第三个,也是最后一个项目将在6月24日傍晚进行,”巴格曼继续说道,“勇士们将提前一个月得知项目的具体内容。感谢大家对勇士们的支持。”
结束了,哈利迷迷糊糊地想,这时庞弗雷夫人开始护送勇士和人质们返回城堡,去换干爽的衣服……结束了,他通过了……他什么也不用操心了,直到6月24日……
哈利踏上进入城堡的石阶时,心里想道,下次再去霍格莫德村,一定要给多比买一大堆袜子,让他一年到头每天都能穿上一双新袜子。