第28章 クラウチ氏の狂気 The Madness of Mr Crouch
第28章 克劳奇先生疯了
日曜の朝食のあと、ハリー、ロン、ハーマイァ∷ーはふくろう小屋に行き、パーシーに手紙を送った。シリウスの提案どおり、最近クラウチ氏を見かけたかどうかを尋たずねる手紙だ。ヘドウィグにはずいぶん長いこと仕事を頼んでいなかったので、この手紙はヘドウィグに託たくすことにした。ふくろう小屋の窓から、ヘドウィグの姿が見えなくなるまで見送ってから、三人は、ドビーに新しい靴くつ下したをプレゼントするために厨房ちゅうぼうまで下りていった。
屋や敷しきしもべ妖よう精せいたちは、大はしゃぎで三人を迎え、お辞じ儀ぎしたり、膝ひざをちょっと折り曲げる宮きゅう廷てい風ふうの挨あい拶さつをしたり、お茶を出そうと走り回ったりした。プレゼントを手にしたドビーは、うれしくて恍こう惚こつ状態だった。
「ハリー?ポッターはドビーにやさしすぎます!」ドビーは巨大な目からこぼれる大おお粒つぶの涙を拭ぬぐいながら、キーキー言った。
「君の『鰓えら昆こん布ぶ』のお陰で、僕、命拾いした。ドビー、ほんとだよ」ハリーが言った。
「この前のエクレア、もうないかなあ?」ニッコリしたり、お辞儀したりしているしもべ妖精を見回しながら、ロンが言った。
「いま朝食を食べたばかりでしょう?」ハーマイァ∷ーが呆あきれ顔で言った。
しかしそのときにはもう、エクレアの入った大きな銀の盆ぼんが、四人の妖精に支えられて、飛ぶようにこちらに向かって来るところだった。
「スナッフルズに何か少し送らなくちゃ」ハリーが呟つぶやいた。
「そうだよ」ロンが言った。「ピッグにも仕事をさせよう。ねえ、少し食べ物を分けてくれるかなあ?」周りを囲んでいる妖精にそう言うと、みんな喜んでお辞儀し、急いでまた食べ物を取りにいった。
「ドビー、ウィンキーはどこ?」ハーマイァ∷ーがきょろきょろした。
「ウィンキーは、暖だん炉ろのそばです。お嬢じょうさま」ドビーはそっと答えた。ドビーの耳が少し垂たれ下がった。
「まあ……」ウィンキーを見つけたハーマイァ∷ーが声を上げた。
第28章 克劳奇先生疯了
星期天吃过早饭,哈利、罗恩和赫敏来到了猫头鹰棚屋。他们要像小天狼星建议的那样给珀西捎一封信,问他最近有没有看见克劳奇先生。他们选用了海德薇,因为它已经失业了很长时间。他们透过棚屋的窗户望着它渐渐远去,然后下楼梯来到厨房,把新买的袜子送给多比。
家养小精灵们兴高采烈地欢迎了他们,又是鞠躬,又是行屈膝礼,还手忙脚乱地为他们准备茶点。多比看到礼物欣喜若狂。
“哈利·波特对多比太好了!”他尖声说,擦去大眼睛里冒出的大滴泪珠。
“你用鳃囊草救了我的命,多比,真的。”哈利说。
“还有那种手指饼吗?”罗恩看着周围笑容满面、连连鞠躬的家养小精灵们,问道。
“你刚吃过早饭!”赫敏恼火地说。然而,一只装满手指饼的大银盘,已经由四个小精灵托着,旋风般地送到了他们面前。
“我们多要一些吃的,拿去送给‘伤风’。”哈利小声说道。
“好主意。”罗恩说。“让小猪有点事情做做。你们能不能再给我们一些吃的东西?”他问周围的小精灵。他们高兴地鞠着躬,马不停蹄地去取食物了。
“多比,闪闪呢?”赫敏看看四周,问道。
“闪闪在炉火边呢,小姐。”多比轻声说,他的耳朵微微耷拉着。
“哦,天哪。”赫敏看见闪闪,不由惊叹道。