二人は暗い芝しば生ふをクィディッチ競きょう技ぎ場じょうへと歩き、スタンドの隙すき間まを通ってピッチに出た。
「いったい何をしたんだ?」セドリックが憤ふん慨がいしてその場に立ちすくんだ。
平らで滑なめらかだったクィディッチ・ピッチが様変わりしている。誰かが、そこに、長い低い壁かべを張り巡らしたようだ。壁は曲りくねり、四し方ほう八はっ方ぽうに入り組んでいる。
「生いけ垣がきだ!」屈かがんでいちばん近くの壁を調べたハリーが言った。
「よう、よう」元気な声がした。
ルード・バグマンがピッチの真ん中に立っていた。クラムとフラーもいる。ハリーとセドリックは、生垣を乗り越え乗り越え、バグマンたちのほうに行った。だんだん近づくと、フラーがハリーに笑いかけた。湖からフラーの妹を助け出して以来、フラーのハリーに対する態度は一変していた。
「さあ、どう思うね?」ハリーとセドリックが最後の垣根を乗り越えると、バグマンがうれしそうに言った。「しっかり育ってるだろう? あと一ヵ月もすれば、ハグリッドが六メートルほどの高さにしてくれるはずだ。いや、心配ご無用」ハリーとセドリックが気に入らないという顔をしているのを見て取って、バグマンがニコニコしながら言った。「課題が終われば、クィディッチ・ピッチは元通りにして返すよ! さて、わたしたちがここに何を作っているのか、想像できるかね?」
一瞬いっしゅん誰も何も言わなかった。そして――。
「迷めい路ろ」クラムが唸うなるように言った。
他们顺着漆黑的草坪朝魁地奇球场走去,然后穿过看台间的一道裂口进入了球场。
“他们在这里搞了些什么?”塞德里克猛地停下脚步,气愤地说。
魁地奇球场不再平整、光滑。看上去,似乎有人在这里砌起了无数道长长的矮墙,这些矮墙错综复杂,蜿蜒曲折地伸向四面八方。
“是围墙!”哈利说着,低头仔细观察着离他最近的那道矮墙。
“你们好!”一个愉快的声音喊道。
卢多·巴格曼站在球场中央,旁边是克鲁姆和芙蓉。哈利和塞德里克跨过一道道矮墙,朝他们走去。哈利走近时,芙蓉朝他露出灿烂的微笑。自从哈利把她的妹妹从湖里救出来以后,她对他的态度有了一百八十度的转变。
“怎么样,你们觉得?”哈利和塞德里克翻过最后一道矮墙时,巴格曼愉快地问,“进展不错,是不是?再有一个月,海格就会把它们变成二十英尺高。不要担心,”他看见哈利和塞德里克脸上不快的表情,笑着说道,“争霸赛项目一结束,你们的魁地奇球场就会恢复原样!好了,我想你们大概猜得出我们在这里要做什么吧?”
一时间没有人说话,然后——
“迷宫。”克鲁姆粗声粗气地说。