スネイプの背後の石壁がスルスルと開いた。長い緑のローブを着て、少し物もの問といたげな表情で、ダンブルドアが立っていた。
「何か問題があるのかね?」ダンブルドアがハリーとスネイプを見比べながら聞いた。
「先生!」スネイプが口を開く前に、ハリーがスネイプの横に進み出た。
「クラウチさんがいるんです……禁じられた森です。ダンブルドア先生に話したがっています!」ハリーはダンブルドアが何か質問するだろうと身み構がまえた。しかし、ダンブルドアはいっさい何も聞かなかった。ハリーはほっとした。
「案あ内ないするのじゃ」ダンブルドアはすぐさまそう言うと、ハリーのあとから滑すべるように廊下を急いだ。あとに残されたスネイプが、ガーゴイルと並んで、ガーゴイルの二倍も醜みにくい顔で立っていた。
「クラウチ氏は何と言ったのかね? ハリー?」大だい理り石せきの階段をすばやく下りながら、ダンブルドアが聞いた。
「先生に警告したいと……酷ひどいことをやってきたとも言いました……息子さんのことも……それに、バーサ・ジョーキンズのこと……それに……それにヴォルデモートのこと……ヴォルデモートが強力になってきているとか……」
「なるほど」ダンブルドアは足を速めた。二人は真っ暗くら闇やみの中へと急いだ。
斯内普身后的石墙无声地打开了,邓布利多站在那里,穿着长长的绿袍子,脸上带着略感惊奇地表情。“出问题了?”他问,看看哈利,又看看斯内普。
“教授!”哈利不等斯内普说话,就横跨一步避开了他,说道,“克劳奇先生在这里——就在森林里,他想跟你说话!”
哈利以为邓布利多会提一些问题,但邓布利多什么也没问,这使他松了口气。
“在前面领路。”邓布利多毫不迟疑地说,跟着哈利沿走廊匆匆离去,留下斯内普一个人站在怪兽旁边发呆,脸上的表情更难看了。
“克劳奇先生说了什么,哈利?”他们飞快地跑下大理石楼梯时,邓布利多问。
“说他想提醒你……说他做了件可怕的事……还提到他的儿子……和伯莎·乔金斯……还有——还有伏地魔……好像是说伏地魔变得强壮了……”
“真的?”邓布利多说,一边加快步伐,匆匆走到外面漆黑的夜色中。