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第30章 ペンシーブ The Pensieve(20)

时间: 2023-05-12    进入日语论坛
核心提示:「先生」しばらくして、ハリーが言った。「あの人が強くなってきたとお考えですか?」「ヴォルデモートがかね?」ダンブルドアが
(单词翻译:双击或拖选)

「先生」しばらくして、ハリーが言った。「あの人が強くなってきたとお考えですか?」

「ヴォルデモートがかね?」ダンブルドアが「憂うれいの篩ふるい」の向こうから、ハリーを見つめた。以前にも何度か、ダンブルドアはこういう独特の鋭するどい眼まな差ざしでハリーを見つめたことがある。ハリーはいつも、心の奥底まで見み透すかされているような気になるのだ。ムーディの「魔法の目」でさえ、これはできないことだと思えた。

「これもまた、ハリー、わしの仮説にすぎんが」ダンブルドアは大きなため息をついた。その顔は、いままでになく年老いて、疲れて見えた。「ヴォルデモートが権力の座に登りつめていたあの時代」ダンブルドアが話しはじめた。

「いろいろな者が姿を消した。それが、一つの特徴じゃった。バーサ・ジョーキンズは、ヴォルデモートがたしかに最後にいたと思われる場所で、跡あと形かたもなく消えた。クラウチ氏もまた、姿を消した……しかもこの学校の敷しき地ち内で。それに、第三の行方不明者がいるのじゃ。残念ながら、これはマグルのことなので、魔ま法ほう省しょうは重要視しておらぬ。フランク・ブライスという名の男で、ヴォルデモートの父親が育った村に住んでおった。八月以来、この男の姿を見た者がない。わしは、魔法省の友人たちと違ってのう、マグルの新聞を読むのじゃよ」

ダンブルドアは真剣な目でハリーを見た。

「これらの失しっ踪そう事件は、わしには関連性があるように思えるのじゃ。魔法省は賛成せんが――きみは部屋の外で待っているときに聞いたかもしれぬがの」

ハリーは頷うなずいた。二人はまた黙だまり込んだ。ダンブルドアは時折「想い」を引き抜いていた。ハリーはもう出ていかなければと思いながら、好奇心で椅子から離れられなかった。


“教授,”哈利终于说,“你认为他正在强壮起来吗?”
“伏地魔吗?”邓布利多隔着冥想盆望着哈利说。又是那种特有具有穿透力的目光,哈利总觉得邓布利多能够完全看穿他,这是连穆迪的魔眼也做不到的。“我还是只能给你一些猜测,哈利。”
邓布利多又叹息了一声,显得更加苍老、疲惫。
“伏地魔力量增强的这几年发生了好几桩失踪事件。”他说,“伯莎·乔金斯在伏地魔最后的藏身之地消失得无影无踪,克劳奇先生也失踪了……就在咱们这片场地上。还有第三起失踪事件,遗憾的是魔法部认为它无足轻重,因为失踪的是个麻瓜。他的名字叫弗兰克·布莱斯,住在伏地魔的父亲出生的村子里。他从去年八月就不见了。你知道,我看麻瓜的报纸,这一点我和部里的大多数朋友不一样。”
邓布利多非常严肃地看着哈利。
“我觉得这些失踪事件是有联系的,但部里不这样认为——你在办公室外面可能也听到了。”
哈利点点头。两人沉默了,邓布利多不时取出一些思想。哈利觉得他该走了,但好奇心使他坐着没动。
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