第36章 決別 The Parting of the Ways
第36章 分道扬镳
ダンブルドアが立ち上がった。嫌けん悪おの色を顔に浮かべ、しばらくバーティ・クラウチを見つめていた。そしてもう一度杖つえを上げると、杖先から飛び出した縄なわが、独ひとりでにバーティ・クラウチにぐるぐる巻きついてしっかり縛しばり上げた。
ダンブルドアがマクゴナガル先生のほうを見た。
「ミネルバ、ハリーを上に連れていく間、ここで見張りを頼んでもよいかの?」
「もちろんですわ」
マクゴナガル先生が答えた。たったいま誰かがゲロするのを見て、自分も吐はきたくなったような顔をしていた。しかし、杖を取り出してバーティ・クラウチに向けたとき、その手はしっかりしていた。
「セブルス」ダンブルドアがスネイプのほうを向いた。「マダム・ポンフリーに、ここに降りてくるように頼んでくれんか? アラスター・ムーディを医い務む室しつに運ばねばならん。そのあとで校庭に行き、コーネリウス・ファッジを探して、この部屋に連れてきてくれ。ファッジは間違いなく、自分でクラウチを尋じん問もんしたいことじゃろう。ファッジに、わしに用があれば、あと半時間もしたら、わしは医務室に行っておると伝えてくれ」
スネイプは頷うなずき、無言でさっと部屋を出ていった。
「ハリー?」ダンブルドアがやさしく言った。
ハリーは立ち上がったが、またぐらりとした。クラウチの話を聞いている間は気づかなかった痛みが、いま完全に戻ってきた。その上、体が震ふるえているのに気づいた。ダンブルドアはハリーの腕をつかみ、介かい助じょしながら暗い廊ろう下かに出た。
第36章 分道扬镳
邓布利多站起身来。他低头望着小巴蒂·克劳奇,脸上露出厌恶的神情。然后他又一次举起魔杖,几根绳子嗖嗖地从魔杖里飞出来,缠住小巴蒂·克劳奇,把他结结实实捆了起来。邓布利多转身对麦格教授说:
“米勒娃,你能不能守在这里,我送哈利上楼?”
“没问题。”麦格教授说。她显得有些恶心,就像她刚才一直望着的是一个犯病的人。不过,当她抽出魔杖、指着小巴蒂·克劳奇时,她的手非常平稳。
“西弗勒斯”——邓布利多转向斯内普——“麻烦你去把庞弗雷夫人叫来;我们需要把阿拉斯托·穆迪送进病房。然后你到场地上去,找到康奈利·福吉,把他带到这间办公室来。他肯定想亲自审问小克劳奇。你告诉他,如果他需要我,这半小时我在病房里。”
斯内普默默地点了点头,迅速离开了房间。
“哈利?”邓布利多温和地说。
哈利站起身,又摇晃起来;刚才他专心听小克劳奇说话,没有注意伤腿的疼痛,现在那疼痛变本加利地回来了。他还意识到自己浑身发抖。邓布利多一把抓住他的胳膊,扶着他来到外面漆黑的走廊里。