「モリー」ダンブルドアが手で制した。「ちょっと聞いておくれ。ハリーは今夜、恐ろしい試練をくぐり抜けてきた。それをわしのために、もう一度再現してくれたばかりじゃ。いまハリーに必要なのは、安らかに、静かに眠ることじゃ。もしハリーが、みんなにここにいてほしければ」
ダンブルドアはロン、ハーマイオニー、そしてビルと見回した。
「そうしてよろしい。しかし、ハリーが答えられる状態になるまでは、質問をしてはならぬぞ。今夜は絶対に質問してはならぬ」
ウィーズリーおばさんが、真っ青さおな顔で頷いた。おばさんは、まるでロン、ハーマイオニー、ビルがうるさくしていたかのように、シーッと言って三人を叱しかった。
「わかったの? ハリーは安静が必要なのよ!」
「校長先生」マダム・ポンフリーが、シリウスの変身した黒い大きな犬を睨にらみながら言った。
「いったいこれは――?」
「この犬はしばらくハリーのそばにいる」ダンブルドアはさらりと言った。「わしが保証する。この犬はたいそう躾しつけがよい。ハリー――わしはきみがベッドに入るまでここにおるぞ」
ダンブルドアがみんなに質問を禁じてくれたことに、ハリーは言葉に言い表せないほど感かん謝しゃしていた。みんなに、ここにいてほしくないというわけではない。しかし、もう一度あれをまざまざと思い出し、再び説明することなど、ハリーにはとても堪たえられない。
「ハリー、わしは、ファッジに会ったらすぐに戻ってこよう」ダンブルドアが言った。「明日、わしが学校の皆に話をする。それまで、明日もここにおるのじゃぞ」
そして、ダンブルドアはその場を去った。
“莫丽,”他举起一只手,说道,“请你先听我说几句。哈利今晚经历了一声可怕的折磨。他刚才又向我复述了一遍。他现在需要的是睡眠、清静和安宁。如果他愿意你们陪着他,”他又望望周围的罗恩、赫敏和比尔,补充道,“你们可以留下。但我不希望你们向他提任何问题,除非他自己愿意回答,今晚是绝对不行的。”
韦斯莱夫人点了点头。她脸色十分苍白。她突然转向罗恩、赫敏和比尔,就好像是他们在吵闹似的。她压低声音教训道:“你们听见了吗?他需要安静!”
“校长,”庞弗雷夫人盯着小天狼星变成的黑狗,说道,“我可不可问一句,这是什么——”
“这条狗陪哈利待一会儿,”邓布利多简单地说,“我向你保证,它受过十分良好的训练。哈利——我等你上了床再走。”
邓布利多不许别人向他提问,这使哈利心头涌起一股难以形容的感激之情。他并不是不愿意他们待在这里,但一想到又要把事情原原本本地再说一遍,又要重新体验所有的一切,他就觉得无法忍受。
“我去见过福吉之后,就赶回来看你,哈利。”邓布利多说,“我希望你明天也留在这里,等我向全校师生讲完话再说。”说完,他就走了。