ロンとハーマイオニー以外にハリーが話ができると思えたのは、ハグリッドだけだった。「闇やみの魔ま術じゅつに対する防ぼう衛えい術じゅつ」の先生はもういないので、その授業は自由時間だった。木曜日の午後、その時間を利用して、三人はハグリッドの小屋を訪ねた。明るい、よく晴れた日だった。三人が小屋の近くまで来ると、ファングが吠ほえながら尻しっ尾ぽをちぎれんばかりに振って、開け放したドアから飛び出してきた。
「誰だ?」ハグリッドが戸口に姿を見せた。
「ハリー!」ハグリッドは大おお股またで外に出てきて、ハリーを片腕で抱き締め、髪かみをクシャクシャッと撫なでた。「よう来たな、おい。よう来た」
三人が中に入ると、暖だん炉ろ前の木のテーブルに、バケツほどのカップと、受け皿が二組置いてあった。
「オリンぺとお茶を飲んどったんじゃ」ハグリッドが言った。「たったいま帰ったところだ」
「誰と?」ロンが興きょう味み津しん々しんで聞いた。
「マダム・マクシームに決まっとろうが!」ハグリッドが言った。
「お二人さん、仲直りしたんだね?」ロンが言った。
「何のこった?」ハグリッドが食しょっ器き棚だなからみんなのカップを取り出しながら、すっとぼけた。茶を入れ、生なま焼やけのビスケットをひとわたり勧めると、ハグリッドは椅子の背に寄り掛かかり、コガネムシのような真っ黒な目で、ハリーをじっと観察した。
除了罗恩和赫敏,哈利觉得还能与之交谈的人就是海格了。现在黑魔法防御术课没有了,他们可以自由处置那些课时。于是,他们就利用星斯四下午的一节课,到下面海格的小屋去拜访他。那是一个明媚的艳阳天;他们刚一走近,牙牙就从敞开的门里跳了出来,欢快地叫着,摇晃着尾巴。
“谁呀?”海格一边问,一边走到门口,“哈利!”
他大步赶过来迎接他们,用一只粗胳膊把哈利使劲搂了一下,又胡噜胡噜他的头发,说道:“见到你真高兴,伙计。见到你真高兴。”
他们走进海格的小屋,看见火炉前的木桌子上放着两套水桶大小的茶杯和茶托。
“和奥利姆喝了杯茶,”海格说:“她刚走。”
“谁?”罗恩好奇地问。
“马克西姆夫人呀,那还用说!”海格说。
“哦,你们俩和好了?”罗恩说。
“你在说些什么呀。”海格快活地说,一边又从碗橱里拿出几只杯子。他沏好茶,端来一盘岩皮饼分给大家,然后靠在椅子上,用黑溜溜地眼睛仔细打量着哈利。