返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 芥川比呂志 » 正文

決められた以外のせりふ121

时间: 2019-01-08    进入日语论坛
核心提示:酢の味 子供の時分、握り鮨《ずし》が、大好物であった。法事の帰りに寄った鰻屋で、鮨がたべたいとだだをこねて大人たちを困ら
(单词翻译:双击或拖选)
 酢の味
 
 子供の時分、握り鮨《ずし》が、大好物であった。法事の帰りに寄った鰻屋で、鮨がたべたいとだだをこねて大人たちを困らせた。
 その時分の東京の握り鮨は、飯が多く、具が小さく、一体に大ぶりで、酢の味が今よりは強《きつ》かったように思う。
 古漬だとか、しめさばだとか、酸っぱい味のものが好物で、この子はお酒飲みになるよと、祖母に言われた。
 長じて、たしかに酒飲みにはなったが、格別、酸っぱいものに対する好みが深まった形跡はない。
 ただ、どういうものか、しばらく酸っぱいものをたべずにいて、酢の和え物などをたべると、これを無限にたべたいと、思うことがある。体が要求しているのだろう。
 味というものはおかしなもので、いくら体が要求しても、酸っぱければ何でもよいというわけには行かない。夏みかんはまっぴらごめんだが、梅干は大歓迎である。
 さば、こはだ、鯛などを酢でしめたのは、ほんとうにうまい。とれたての生きのいい奴を生《なま》でたべるよりもうまい。
                                                   ——一九六七年九月 魚菜——
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%

------分隔线---------- ------------------
[查看全部]  相关评论