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中国笑話集124

时间: 2019-06-15    进入日语论坛
核心提示:そっくり 笑苑千金   西蜀(せいしよく)の男、女房をもらって半年ほどたったとき、都(〓京(べんけい))へ商売に出てきた
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 そっくり
 
                                                                   笑苑千金  
 
 西蜀(せいしよく)の男、女房をもらって半年ほどたったとき、都(〓京(べんけい))へ商売に出てきたきり、ずっと帰らなかった。西蜀を出るとき女房はみごもっていて、翌年、男の子を生んだ。
 その子が十五になったとき、
「父さんはどこにいるの」
 と母親にたずねた。
「都で商売をしていなさるんだよ」
「会いに行ってもいい?」
「そうだね、もう十五にもなったんだから、行ってもいいよ」
 息子は都へ行き、方々をさがしまわったが、それらしい人に出会わず、途方に暮れた。と、ある日、一人の僧侶を見かけた。はっと思って近寄り、丁寧(ていねい)にお辞儀をすると、僧侶が、
「どうしてわしにお辞儀をしなさる」
 ときいた。
「あなたが、わたしの父上だからです」
「なにをいうか。とんでもない言いがかりだ。それとも、誰かと見間違えでもしたのか……」
「いいえ、わたしは確かに覚えております。わたしがまだ母上のおなかにいたとき、あなたは毎晩、乳をふくんでわたしに飲ませてくださいました。頭がてらてらと光っていて、あなたとそっくりでした。間違いございません」
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