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中国笑話集331

时间: 2019-06-30    进入日语论坛
核心提示:専門店 笑府   ある男、どこにも売っていない物を売る店を開きたいと考えた末、天子の冠る平天冠(へいてんかん)を売る店を
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 専門店
 
                                                                       笑府  
 
 ある男、どこにも売っていない物を売る店を開きたいと考えた末、天子の冠る平天冠(へいてんかん)を売る店を出した。ところが、一人も客がこない。ある人が、
「天子は都にいらっしゃるのだから、都へ行かなければ商売にならんよ」
 といったので、店を都へ移すことにした。
 都へ行く途中、山の宿に泊ったところ、垣根の向うから虎が片方の掌を突き出して、かなしそうに鳴いているので、おそるおそる近寄って行って見ると、その掌に竹の刺(とげ)がささっている。抜いてやると、虎はうれしそうに躍りあがって行ってしまった。男は自分もうれしくなり、
「また一つ、どこにもない術をおぼえたぞ」
 といった。そして都へ着くと店を開き、看板に大きく書き出した。
「平天冠を売り、兼ねて虎をよろこばせる術を教授する」
 
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