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中国笑話集339

时间: 2019-06-30    进入日语论坛
核心提示:葉隠れ 笑林   楚に貧乏な学者がいた。あるとき『淮南子(えなんじ)』を読んでいて、「蟷螂(かまきり)は蝉(せみ)をねら
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 葉隠れ
 
                                                                       笑林  
 
 楚に貧乏な学者がいた。あるとき『淮南子(えなんじ)』を読んでいて、「蟷螂(かまきり)は蝉(せみ)をねらうとき、葉にかくれて身をかくすことができる」とあるのを見つけ、さっそく木の下へ行って葉を見上げると、はたして蟷螂が葉にかくれて蝉をねらっていた。そこでその葉を叩き落したが、もとから落ちていた葉のなかへまぎれ込んでしまい、どれがその葉なのか見わけがつかない。そこで葉を全部掃き集めて持ち帰り、一枚一枚手に取って体をさえぎり、妻に向って、
「おい、おれが見えるか」
 ときいた。妻ははじめのうちは、
「見えます」
 と答えていたが、そのうちにだんだんうるさくなってきたので、
「見えません」
 と答えた。すると男は大よろこびをし、その葉を持って市場へ行き、人の目の前で人の物を取った。そこで役人に捕えられ、役所へ引っぱって行かれた。
 県知事に訊問されて男が事の次第を白状すると、知事は大笑いをして無罪放免にした。
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