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中国笑話集343

时间: 2019-06-30    进入日语论坛
核心提示:先生 笑府   素読(そどく)の先生が二人、死んで閻魔大王の前に引き出された。一人はよく字を読みまちがえる先生であり、一
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 先生
 
                                                                       笑府  
 
 素読(そどく)の先生が二人、死んで閻魔大王の前に引き出された。一人はよく字を読みまちがえる先生であり、一人はよく句読(くとう)をまちがえる先生であった。
 取調べが終ると、大王は罰として、字を読みまちがえる先生は狗(いぬ)に、句読をまちがえる先生は猪(ぶた)に生れかわらせる、と申し渡した。
 すると、字を読みまちがえる先生が大王に請願した。
「狗に生れかわるのでしたら、どうか母狗(めすいぬ)にしてくださいませ」
「どうしてじゃ」
「『礼記(らいき)』に『財に臨んでは母狗これを得、難に臨んでは母狗これを免る』(臨財母狗得、臨難母狗免)とございますから」
 ——『礼記』には「財に臨んでは苟(いやし)くも得る毋(なか)れ、難に臨んでは苟くも免るる毋れ」(臨財毋苟得、臨難毋苟免)とあるのだが、この先生、閻魔庁に来てもなお「毋苟」(苟(いやし)くも毋(なか)れ)を「母狗(めすいぬ)」と読みまちがえているのである。
 句読をまちがえる先生の方も、大王に請願した。
「猪(ぶた)に生れかわるのでしたら、どうか南方に生れさせてくださいませ」
「どうしてじゃ」
「『中庸』に『南方の之(ぶた)は、北方の之よりも強(まさ)る』(南方之、強與北方之)とございますから」
 ——『中庸』には「南方の強か、北方の強か」(南方之強與、北方之強與)とあるのだが、この先生、「之(チー)」と「猪(チユー)」が江南音では同音(ツー)になることから「之」を猪の意に解した上で、句読をまちがえ、「南方之」で切り「強與北方之」で切ったのである。
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