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中国笑話集462

时间: 2019-06-30    进入日语论坛
核心提示:火急のとき 応諧録・笑府   于〓子(うせんし)という人が友人といっしょに爐(ろ)にあたっていた。友人は机によりかかって
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 火急のとき
 
                                                               応諧録・笑府  
 
 于〓子(うせんし)という人が友人といっしょに爐(ろ)にあたっていた。友人は机によりかかって本を読んでいたが、その着物の裾が火に触れて燃えている。于〓子はそれを見るとゆっくり立ちあがり、友人の前へ行って丁寧(ていねい)に一礼していった。
「さきほどから一つの事がおこっているので、君に伝えたいと思うのだが、君は短気だから、いえばおそらく怒りだすだろう。しかし、いわなければ僕の友情がすたる。どうか心を落ちつけて、怒らないでほしい。君が心を落ちつけたらいうことにする」
「君は何をいいたいのだね? つつしんで聞くよ」
 友人がそういっても于〓子は何度も同じことをくりかえし、それから、ためらいながらいった。
「君の着物の裾が燃えているのだ」
 友人が立ちあがって見ると、ずいぶん焼けこげている。彼は顔色を変えてどなった。
「どうして早くいわないんだ。なんのかのと御託(ごたく)を並べやがって!」
 すると于〓子はいった。
「人は君のことを短気だというが、やっぱりそうだったわい」
 
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