返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 作品合集 » 正文

遠野物語拾遺59

时间: 2019-08-25    进入日语论坛
核心提示:五九 宮守村字塚沢の多田という家は、神楽の大夫の家であったが、この家の権現様もやはり耳取権現と呼ばれている。これはある年
(单词翻译:双击或拖选)
 五九 宮守村字塚沢の多田という家は、神楽の大夫の家であったが、この家の権現様もやはり耳取権現と呼ばれている。これはある年の権現まわしの日に、他の村の権現と出合って喧《けん》嘩《か》をして、片耳を取られたというのである。耳は取られても霊験はなおあらたかで、ある時家に失火のあった時などは、夜半に座敷でひどく荒れて家の人を起こし、かつ自分も飛び廻って火を喰い消していたということである。これは同家の息子の話であった。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%