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遠野物語拾遺183

时间: 2019-08-26    进入日语论坛
核心提示:一八三 土淵村字栃内琴畑の者が、川魚釣りに行って小《こ》烏《がら》瀬《せ》川の奥の淵で釣糸を垂れていると、時々蜘蛛《くも
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 一八三 土淵村字栃内琴畑の者が、川魚釣りに行って小《こ》烏《がら》瀬《せ》川の奥の淵で釣糸を垂れていると、時々蜘蛛《くも》の巣が顔にかかるので、そのつど顔から取ってかたわらの切株に掛けておいた。その日はいつもになく、よくいわながついたが、もう日暮れ時になったので、惜しいけれども帰ろうと思っている折柄、突然かたわらにあったこの根株が根こそげ、ばいらと淵の中に落ち込んだので、びっくりした。家に帰ってからハキゴの中を見ると、今まで魚と思っていたのは皆柳の葉であったそうな。
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