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糸井重里の萬流コピー塾05

时间: 2019-10-29    进入日语论坛
核心提示:可愛らしさサミシサ 思えば、巨人軍の前監督には、「ミスター」「チョーさん」「燃える男」等々の呼び名があった。近頃では「い
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 可愛らしさサミシサ

 思えば、巨人軍の前監督には、「ミスター」「チョーさん」「燃える男」等々の呼び名があった。近頃では「いわゆるひとつの」などというわけのわからぬ別名まである。
前々監督だって「野沢のジイさん」とか「ドン」とか「黒幕」なんていう可愛らしいニックネームがあるではないか。
だが、現監督に、何があるか。「フジタカントク」と、これしかない。これでは、漢字をカタカナで読み替えてるだけじゃねぇか。あまりにサミシイのです。
で、生徒諸君には、彼のキャッチフレーズを、バシッとキメていただいてですね、もっと愛される、理解され親しまれる藤田像を生み出していただきたいのである。
 と言ったら提出されたのが、これらのコピー。
悪い例から見てみよう。
・金山恭子の『球界の窓ぎわ族』
・湯瀬里佐の『ちゃっかりしんねり、居座っちゃおーっと』なんてのがありますが、このあたりは、あんまり良くない例。球場などで相手チームの応援席から聞こえてくるヤジにも、こういったものが多いが、いわゆるイジワルを、ナマにぶつけちゃうのは場を白けさせるだけで面白くもなんともない。
おふとりになっている方に、ブタとアダナをつけるようなものである。この次元にとどまっていては名コピーは生まれない。
問題は、その人物(商品)を表現する切り口なのだ。
しかし、それにしても、藤田監督の切り口というと「目立たない人」ということしか思いつかなかったのだろうか、「広告学校」の生徒諸君は……。
・松浦英子『よくお会いしますね』『ええ、監督ですからね』(梅)
・伊倉健之『知られるときが、やめるとき』(梅)
・阿部敏信『今、巨人軍にもれなくついてくる!』(竹)
などが、その代表例ではある。なかでは、阿部君の『もれなくついてくる!』というポジティブな姿勢が好ましい。
・樺島由美子『ベンチの押し花って、誰が言ったの』(竹) なんてのもあるけれど、ベンチの押し花を、バッドイメージでとらえる必要はない。『って誰が言ったの』を、思いきってとっちゃう。そうすると、深みのある可愛らしさとサミシサがでてくるでしょ。
王さんがらみの視点では、
・佐藤潔『王は、私の付き人です』(梅) というのがあったが、これよりも、
・須藤直子の『昨日、部下の王貞治からお中元をもらった』(竹) のほうがいい。須藤君のは、『部下の王君、お中元をありがとう』と直したら、さらによくなるのではないかと、家元は思う。
・宮本憲男『……グレてやる』(梅) というのは、変にエネルギーを感じるコピーだ。
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