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糸井重里の萬流コピー塾20

时间: 2019-11-08    进入日语论坛
核心提示:雅子と漱石との関係 すこし、まともなスタイルのコピーを並べてみよう。・加野典子『マドンナの日傘がまわる』(梅)・鎌田真『
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 雅子と漱石との関係
 すこし、まともなスタイルのコピーを並べてみよう。
・加野典子『マドンナの日傘がまわる』(梅)
・鎌田真『出るクイは、打たれても出る』(梅)
・市戸万丈『俺は教師になってから殴った。それでも大変なことなんだ』(梅)
・田中和夫『書かんでもよか、読書感想文なんゾ(もっともらしい読書感想文を提出するよりは、「忘れました」と言ってぶんなぐられる方が男らしいが、ちゃーんと読まなきゃ男じゃない)』(梅) などというのが、正統的な作品である。
これらから、ちょっとズラしたところに、
・秋田佳紀『テレビや映画でおなじみの|あの《ヽヽ》「坊っちゃん」がついに本になりました』(梅) がある。「ついに」は「とうとう」のほうがよかないかい?
汚いやり方でまずまずのものとしては、
・くぼひろし『裏「坊っちゃん」入荷しました』(梅)
・並木けんじろー『子供は読んじゃいけません』(梅)
・吉田宣史『特典付文庫版「坊っちゃん」発売!(この「坊っちゃん」は今までの「坊っちゃん」と「坊っちゃん」が違います。(中略)1冊買ってもわからない人は2冊でも3冊でも買ってください。特典が2倍3倍になります……後略)』(梅) 並木君のは、これだけでは少しも面白くないのだが、弱々しい文字で「ポルノだと思わせれば子供は買う」と、あまりにも牧歌的な断り書きがあったので、ついほだされて(梅)をやってしまったわけだ。吉田君は、くどい。
・荒井博『巻末附録「祖父を語る」夏目雅子』(梅) は、夏目雅子もののなかでは、スッキリしていてよかった。夏目雅子は漱石が祖父であることは否定しているが、もっと追求してみようと家元は考えておる。ちなみに夏目房之介のほうは本当に文豪の孫なのだが、誰もそのことを書いてきていないのが無念ではあった。
さて、ヒット作を出そう。
・島聡『こんなすばらしい小説が芥川賞を取らなかったのは不思議だ』『ちかごろの漱石はつまらん、と父さんは言うけれど』は、二つで(竹)。島君、なかなかコンスタントに得点をあげておるね。
・斎藤省吾『今「坊っちゃん」を買うと心におつりが貯まります』(竹) 実は、これは並の上といった出来なのだが、「おつり」と「ボッチャン」の、音の響きの関係が、なんとも言いがたいノスタルジーを家元の尻のあたりに感じさせてくれたので、特別にはからってやったのである。
またヤケになってるやつがいた。
・図司勝英『御自由にお持ち帰り下さい(売るのは無理デス)』(毒) バカモノ!
・柳繁夫『窓ぎわの坊っちゃんくずし(限定二百万部)』(毒) 図々しさが怖かった。
さっきも出ていた加野典子の『赤シャツ あれはあれで良いヤツだった』は、不覚にも家元は「あれはあれで良いシャツだった」と読みちがえてしまった。「シャツ」のほうが面白かったのにねェ。運がいいから、もうひとつ(毒)をあげます。
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