ほんとにまったくもう、私が家元の糸井重里である。週刊誌というものは、よく来るだけでなく、すぐ来るのだなあ。もう一週間経っちゃった。
朝顔に、つるべとられてもらいたい。今週は、ちょっとハイクをしてしまった。「朝顔」から「もらい」までは、他人の句に乗せてもらった。こういうのをヒッチハイクというのだ。便利な世の中になったものである。
「我と来て遊べや親のないスズキ。こんなのでもよろしゅうございますか」
オッ、番頭さんも、のみこみが早いねぇ。古い毛やカワズとびこむ水の音。これは、ほとんど他人に迷惑をかけないヒッチハイクです。
「さっそく、今週のテーマにお話が移りましたでございますね。古い毛とか、カワズとか、よく銭湯にとびこみますものねえ」
いったい、うちの番頭は、どういう銭湯に行っておるのじゃ?