今週のテーマは「デートにこぎつける」である
ふつつかですが家元の糸井重里です。
昼間はゲートボールをやって、夕方からは巨人の負けたナイターを観戦して、夜は萬流の孤独な講義をやる。風邪気味で、頭は痛いし鼻水は出る。
まぶしいぜ! ジジむさい青春。
「家元、ずいぶん今日はリアリズムで登場でございますね」
あ、番頭さんか、あーたもここに座って柿ピーでも食べながら鼻をすすりなさい。
ポリポリ、ズズー、チーン、クシャクシャ、うじうじ……。
「しかし、なんでございますねぇ、今週のハガキじゃ、ずいぶん家元はモテておりましたですねぇ。『オレ、イトイを知ってるんだ』とか『僕は糸井重里の弟子なんだ』とか、ねぇ。よございますねぇ、おモテで」
全投稿の五分の一は、そのあたりのものであった。私は、その、糸井重里であるはずなのに、ちっともナンというか、アレなのは、何故なのだろうか。
ポリポリ、ズルズズーッ、チーンチーン、ヘーックショイ、クシャクシャ、ポイ、うじうじ。
「いつまでもこうしていても詮もございませんから、始めることにいたしましょうか」
ポリポリ。番頭さん、猿股の横から、おもしろいものが飛び出してるよ。
「あっ、恐縮でございます」