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糸井重里の萬流コピー塾77

时间: 2019-11-08    进入日语论坛
核心提示:安易にババを出すな 江戸っ子とか地方出身とかのことを、めちゃめちゃに超えちまってるのがこれだった。・梅田龍夫『俺なんかナ
(单词翻译:双击或拖选)
 安易にババを出すな
 
 江戸っ子とか地方出身とかのことを、めちゃめちゃに超えちまってるのがこれだった。
・梅田龍夫『俺なんかナウいじゃん。だからもう逃げるように見てきちゃった』(竹)
・北川裕行『港区の切り札』(梅) とか、
・安増久美『そんなことサンシャインの誤解です。あたし港区生まれを鼻にかけたことなんかありません』(梅) みたいに、一気にローカルにしてしまう方法も、あった。ここまでやると、シブイ人気者になるかもしれない。
「世代的ローカル」とでもいうのだろう。これなんかは、この三十五歳の人にしか思いつかないだろうなぁ。
・六城雅和『お父さんが羽田闘争に行った時、団結小屋だったんだって』(梅)
形態、形状などから発想したものにも、なかなか面白いのがあった。
・佐藤まゆみ『で、親方ぁー、セメントはいつ流すんですかい?』(梅) や、
・安宅士郎『見てると障子紙をはりたくなる』(梅) などもわかるし、
・窪田浩幸『ジャックの鉄の木』(梅) も簡潔。簡潔といえば、
・津寺利嗣雄『お塔さん』(竹) が優れている。
・佐藤進の『よくわかった。まぁ坐れ』(梅) も、なかなか味がある。「立ちっぱなし」にひっかけて書いてきたのも多かったが、これが一番だった。
・小林井秀雄(萬名)からは、比較的まともなものを選ぶ。『出るくいも大きすぎれば打たれない』(梅) 名取の小林井は、リズムの良さでトクをしている。最近塾生のコピーがやたらと長くなる傾向があるので、名取は、短くキレ良くキメて範をたれてもらいたい。
以前、「苦しい時の“もし”頼り」について教えたが、「いざとなったらババを出す」というのも教えておく。
ちょっとコピーがわかってくると、『おばぁちゃんでも使えます』とか、『おばぁちゃんは、○○と間違えた』などというのを書くようになってくる。
今回も、それが目立ちはじめている。ババを出すなとは言わないが、これはきわめて安易なやり方であることを忘れないでほしい。
では、いいのを羅列しちゃおう。
「おうっ!」
昂揚してるね、番頭さん。
・市川尚『東京タワーを塗りかえる大計画が岡本太郎氏の手で着々と進められている』(梅)
・伊岐見一敏『ここには手錠なんかも売ってます』(竹) 東京タワーの無政府的な美学を、よく表現している。
・佐藤こうせい『厳冬期の南西壁は、まだルートが、ない』(梅) 省アイディアで、大効果。
・川村武郎『これが中山律子で有名なタワーボール、で有名なえーっと、何だっけ』(梅)
・上松治『まことに高い所から僭越ではございますが……』(梅)
・望月秀城『東京で、いちばん早く雨が降るところ』(梅)
・加藤恵一『のぼる利口に、みる利口』(梅) 素直だねぇ。
・加藤順一『たっけえ〜』(梅) この二人は兄弟ではない(為念)
・小川正広『惜譲。まだお客は来ます』(梅) 「惜譲」だけのほうが面白い。
・船山満『来たる五月五日、端午の節句には、一万びきのこいのぼりを放流いたします』(竹) ホラでは、これがよかった。
・清水建司『生涯一タワー!!』(梅) 簡にして、潔。
だいたい、塾生全体のレベルがあがっているから、短くて強いものが残りやすい。するめじゃないけど、何度もおいしいのは、シンプルなものである場合が多い。
・清水美紀子『あんたに、あげる』(梅) そういわれると困るでしょ、あんなもの。これで、あらためてあの存在感が見えてくるわけ。
同じ存在感でも、
・片原泰志『バカヤロー。お前がそんなとこにボケーっとつっ立っているから、テレビ東京の試験に落ちたじゃないか。どうしてくれるんだヨ。エッ』(梅) 長いんだけどね。東京タワーの存在感と、「作者=人間」のアホらしさが、でてる。
他人が考えないことで、他人をセットクするのが、ま、一番の近道。完成度は高くないが、上田君のやつは、
・上田逸夫『「一個」じゃかるすぎる。「一本」じゃ倒れそう。数えるもんじゃなかろうが』(梅) これをもっと考えこんでいけば(竹)以上になるはず。
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