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糸井重里の萬流コピー塾80

时间: 2019-11-08    进入日语论坛
核心提示:「共感」を「作る」 さて、今週のテーマは、「女」である。はっきり言って、これは難しい。難しいがゆえに、大穴が出ることもあ
(单词翻译:双击或拖选)
 「共感」を「作る」
 
 さて、今週のテーマは、「女」である。
はっきり言って、これは難しい。難しいがゆえに、大穴が出ることもあるわけだ。
「い、家元。大穴だなどと……フッフ」
番頭はほうっておいて続ける。
今週のテーマの「女」には、読む人に、どう思って欲しいか、何をしてもらいたいのかという目的が明確でないという難しさがあるのだ。
「女を売るわけではございませんしねぇ」
これは、一般の広告コピーでいうと「ファッション」や「化粧品」のコピーづくりと似ている。ある種の共感を生みだすことが、そのまま広告になっている、という独自のジャンルなのである。
かつて家元の書いた『君に、クラクラ』などというコピーもそんな一例ではあったわけだ。「女」についてのアフォリズムを宿題にしたつもりはないけれど、うまく出来てさえいればそれでもかまわない。「女」とは何か? という質問をしたのではないが、その答えを考えて書いてきても、やはりかまわない。
しかし、できることならば、「女」が自分で思わずつぶやいてみたくなるような、「女」を輝かせるようなワン・コピーがつくってもらえたらよかった。
つまり、「女」という「企業」の「スローガン」として考えてくれたらよかったんじゃないかと想うのである、家元は。やはり、家元がかつてパルコ用につくったコピーだけれど『僕の君は、世界一』なんて感じのがあったらうれしかったけどね。ま、無理か。
今週は講義が長かったが、いよいよ塾生諸君の作品を見ていくことにする。名取は、
・小林井秀雄『ちょっと待てよ。女が神だというところから始めなければ』と書いてきたが、惜しい! 「始め」て、どう書くのだ? いつもの調子の『とび出すエロ本には、君っ……君の力が必要なんだ』(梅) のほうが良かった。毎度のことながら小林井の「テーマ」を反射させる「道具だて(=今回はとび出すエロ本)」の新鮮さには感心させられる。わりあいと多かったのは、男の「やりたい」対象として見るというもの。週刊文春の品格を落として恐縮だが、いちばんロコツなのが、
・児島道郎『おめこ様』(梅) ある意味では民俗学的雰囲気があるので、あえて選んだ。
・丸山公忠『女は、女に不自由しない分だけ、男よりえらい!』(梅)
・伊藤直史『掃いて捨てる程いるのがオンナなら私はゴミ箱になりたい』(梅) なども、同傾向。
この類いの発想でありながら同巧多数で没になったものとしては、『凹』、『穴があったら入りたい』などがある。
・宮崎英一郎『毎朝、新聞受けに入ってればなぁ』(梅)
・菅原健一『シュールレアリスムに徹して観察すると、僕の好きなものはみんな女に見える』(梅) なんかは、憎めなくていい。
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