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歌月十夜78

时间: 2019-11-28    进入日语论坛
核心提示:*s91□遠野家居間と、丁度区切りのいい所で時計の鐘が鳴り響いた。午前九時を告げる鐘は、お茶会終了の合図でもある。【秋葉】「
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*s91
 
□遠野家居間
と、丁度区切りのいい所で時計の鐘が鳴り響いた。
午前九時を告げる鐘は、お茶会終了の合図でもある。
 
【秋葉】
「時間ね。琥珀、例の物は届いているの?」
【琥珀】
「はい、お預かりしてます。ご試着なさるのでしたらお部屋のほうにお運びしましょうか?」
「ええ、お願い。どうせ使わないだろうけど、一度ぐらいは試してみたいから」

席を立つ秋葉。どうやら午前中は自室で休んでいるつもりらしい。
【秋葉】
「私は一度部屋に戻りますけど、兄さんはどうなされるのですか?」
「俺? そうだな、まだ決まってないけど、きっと屋敷にいると思う」
【秋葉】
「解りました。それでは昼食の席でお会いしましょう」
 
【翡翠】
「それではわたしも失礼します。午前中は客間の整理を任されておりますので」

居間に残ったのは俺と琥珀さんだけになる。
その琥珀さんもみんなが使っていたティーカップとポットを片付け始めていた。
「あ、それぐらいなら俺がやるからいいよ。琥珀さん、朝から動きっぱなしなんだから少しは休まないと」
【琥珀】
「あ、ありがとうございます。けど今日は午前中ずっとお休みですから、これが最後の仕事なんです。どうぞお気遣いなさらず、ゆっくりしていてください」

琥珀さんは慣れた手つきで食器をまとめあげると、そのまま台所へと消えていった。

さて。
午前中、何をしようか。
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