□遠野家居間
「そういえば秋葉のやつ、さっき妙なコトを言ってたな……」
例の物が届いているかとか、どうせ使わないけど一度ぐらいは試してみる、とか。
「…………………」
みょ〜に気になる。
よし、秋葉の部屋に行ってみるか————
例の物が届いているかとか、どうせ使わないけど一度ぐらいは試してみる、とか。
「…………………」
みょ〜に気になる。
よし、秋葉の部屋に行ってみるか————
□屋敷の廊下
秋葉の部屋の前に来た。
コンコン、と扉をノックしてノブに手をかける。
「秋葉ー、入るぞー」
いつもの調子で声をかけてドアを開けた。
コンコン、と扉をノックしてノブに手をかける。
「秋葉ー、入るぞー」
いつもの調子で声をかけてドアを開けた。
□秋葉の部屋
「あれ?」
部屋に入ってみてびっくり。秋葉の姿が見当たらない。
部屋に入ってみてびっくり。秋葉の姿が見当たらない。
「おかしいな、廊下ですれ違わなかったんだから部屋にいる筈なんだけど……」
つかつかと部屋の中心へ歩いていく。
「……む?」
しゅ、という音が聞こえた。
音は隣の部屋から聞こえる。……そうして気を配ってみると、確かに隣りの部屋から人の気配がしていた。
秋葉の部屋の隣といえば、それは秋葉の寝室に他ならない。
つかつかと部屋の中心へ歩いていく。
「……む?」
しゅ、という音が聞こえた。
音は隣の部屋から聞こえる。……そうして気を配ってみると、確かに隣りの部屋から人の気配がしていた。
秋葉の部屋の隣といえば、それは秋葉の寝室に他ならない。
「なんだ、秋葉のヤツ朝食のあとにすぐ昼寝なんてたるんでるぞ」
この場合昼寝という表現は正しくないと思うが、まあそんなコトは瑣末な問題だ。
「あいつめ、俺が昼寝すると文句を言うクセに自分は呑気に二度寝ってワケですか」
そうはいかないぞ秋葉。お兄ちゃんに見つかったからにはスヤスヤとおねむできると思うなよ……!
この場合昼寝という表現は正しくないと思うが、まあそんなコトは瑣末な問題だ。
「あいつめ、俺が昼寝すると文句を言うクセに自分は呑気に二度寝ってワケですか」
そうはいかないぞ秋葉。お兄ちゃんに見つかったからにはスヤスヤとおねむできると思うなよ……!