□アルクェイドの部屋
「いや、やめとく。さっきまで寝てたから、さすがにこれ以上は眠れない」
煩悩を押し殺して、もっともらしい返答をした。
「そっか。たしかにそれじゃ無理だよね」
納得するアルクェイド。こいつはこういった筋の通った理屈に弱いのだ。
「いいわ、見逃してあげる。志貴が一緒に眠れないんなら意味がないもの。あ、でも一緒に寝ていたい時は別だからね。……その時はわたし、そんな言葉じゃ引き下がらないんだから」
ふーんだ、と不満そうに口を尖らした後、アルクェイドは速やかに眠ってしまった。
「いや、やめとく。さっきまで寝てたから、さすがにこれ以上は眠れない」
煩悩を押し殺して、もっともらしい返答をした。
「そっか。たしかにそれじゃ無理だよね」
納得するアルクェイド。こいつはこういった筋の通った理屈に弱いのだ。
「いいわ、見逃してあげる。志貴が一緒に眠れないんなら意味がないもの。あ、でも一緒に寝ていたい時は別だからね。……その時はわたし、そんな言葉じゃ引き下がらないんだから」
ふーんだ、と不満そうに口を尖らした後、アルクェイドは速やかに眠ってしまった。
□マンション入り口
アルクェイドを起こさないように部屋を後にした。
陽射しが目をかすませる。
頭上の太陽は、こうしているだけで気持ちがよくなるほど眩しかった。
「—————散歩でもするか」
気を取りなおして、お昼になるまで公園を散歩する事にした。