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「まさか」の人に起こる異常心理62

时间: 2020-01-31    进入日语论坛
核心提示:不眠症 よく患者から、「睡眠時間は何時間ですが、これでいいのでしょうか」という質問を受けるが、これにはうっかり回答できな
(单词翻译:双击或拖选)
不眠症

 よく患者から、「睡眠時間は何時間ですが、これでいいのでしょうか」という質問を受けるが、これにはうっかり回答できない。まじめに答えると、患者が不安にさいなまれるというマイナスがあるからだ。睡眠時間は個人差が大きい。日本人の平均睡眠時間は七、八時間であるが、これはあくまで平均の数値であるから、これにこだわる必要はない。
いわゆる不眠症という病気は第三者から見ると、はなはだ合理的でない疾病だ。「もうひと月も一睡もしていません、なんとか眠れるようにしてください」などと訴える。患者の顔色もまず良好で、一見健康そのものである。
「ひと月も眠っていないあなたは、どこかで寝ているのです。たとえ最小限度でもあなたは睡眠をとっているのだから、生きているのです」などと説得しても、患者は納得しないのが普通だ。不眠症の患者には、まじめに説得しても意味がないのである。
ところで、睡眠時間が四時間以下と十時間以上の人は死亡率が高い、という統計がある。これとて個人差、例外があるので、あまりこだわることはない。たとえば、相対性原理を発見したアインシュタインは十時間以上眠らないと、頭が働かなかったそうだ。しかも、彼は一九五五年に七十六歳で没しているのである。
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