オオチドメ(セリ科ナドメグサ属)
別名ヤマチドメ。日本各地にはえる多年生の小草本、茎は細く地面を長くはって節から根を出す。葉は長い柄があり、円形で直径1〜3、基部は深い心臓形、ごく浅く7裂し、ふちに低く平らな鋸歯があり、ほとんど無毛であるが、時々柄の付着点に毛がある。夏から秋の頃、枝の上部は、立ち上って葉腋からかなり長い花茎をだし、頂にほぼ頭状に小白花をつける。花柄はごく短く、花は直径約1.5、花弁は5個、5本の雄しべ、2個の花柱がある。果実は腎臓形で長さ約1、分果は左右から偏圧され、背部に3条がある。