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恋愛自由自在14

时间: 2020-09-13    进入日语论坛
核心提示:女のコはやっぱり身勝手でしょうか 浪人時代は「女のコとつき合うと大学に落ちる」と思っていたんだけど、すごく好きになったコ
(单词翻译:双击或拖选)
 女のコはやっぱり身勝手でしょうか
 
 浪人時代は「女のコとつき合うと大学に落ちる」と思っていたんだけど、すごく好きになったコはいたんですよね。水道橋にある桜蔭《おういん》高校の出身で、同じ駿台予備校の午前部文科㈵類に通っていた。
 中野に住んでいて、四人兄弟の末っ娘《こ》。でも、こっちは浪人だから、控えていたわけです。まあ、たまに話をする程度。
 大学に入ってから、友人を介して彼女に会うことになりました。彼女は、なんと東大の文㈽、ぼくのほうは、一橋の法学部。でも二人とも大学に入ったのだから、晴れてつき合えるというわけですね。
 渋谷で会って、それから青山のほうへ行って、ブティックを見たりしてから、じゃ、そろそろ帰ろうか、って感じのときに、ボクから切り出しました。
「また会ってね」
「エーッ」
 彼女は、あわてて予定表かなんかをバッグから取り出して「いつにしよう?」なんていっているんですよ。
「クラブあったりするから、結構いろいろと忙しいんだァ」
「でも、少しくらい会えるでしょう」
「うん……いま、一応おつき合いしてる人がいるから……」
 とかなんとかいうんです。その男というのは、麻布《あざぶ》高校出身で、実は、なんと、予備校入ったときから彼女とつき合っているんですね。彼のほうは東大には落っこちて、じゃあ、まあね、ってことで早稲田に行ってるっていうタイプ。
 でも、押しまくったせいか、それから彼女はボクと、一週間に一度くらいのペースで、デートするようになったんです。それだけボクと会うわけだから、結構気があると思ってしまうのも、無理はないでしょ。
 かといって、キスもしないし、別に盛り上がる気配もない。何か月か経っても、彼女にその気もなさそうなので、ボクからある日、「ねえ、やっぱり別れようか」って話をしました。
 で、そうなっちゃった。
 でも、それからまた何か月か経って、ボクにはまだ彼女のことが気になるんですね。別に、嫌いになって別れたわけじゃないですし。
「やっぱりキミのこと、好きなんだ。また会いたい」
 なんていう手紙を書いちゃいました。延々と。
 そうして会って話をしてみたら、ビックリ。
「あなたから別れようか、なんていわれて、すごくショックだったわ」
 そういうんですよ。
 要するに、当時、彼女は早稲田の男のコのことが好きだったんだけれど、ボクともつき合っていたわけですよね。でも、ボクは早稲田の男のコとは違って、六本木とか、そういう、いろいろなとこへ彼女を連れてまわっていたから、そこらへんが面白かった、ということらしいんだな。早稲田の普通の男のコは好きだけれど、でもボクと会ってあちこち連れて行かれるのも楽しい、と。捨てがたいわけね、ボクのことが。
「だから、あなたに、もう会わないようにしよう、っていわれたときは、ショックだったの」
 女のコなんて、かなり身勝手なものですよね。勝手に向こうでボクのこと、ナンバー2にしておいて、そのくせ、ボクから別れようというと、ショック受けちゃうなんて。
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