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阳光色彩 柚香沁人

时间: 2016-01-05    进入日语论坛
核心提示:師走の街に赤と緑があふれるようになったのは、いつごろからか。クリスマスカラーに華やぐ季節だが、和風の赤と緑も負けてはいな
(单词翻译:双击或拖选)
師走の街に赤と緑があふれるようになったのは、いつごろからか。クリスマスカラーに華やぐ季節だが、和風の赤と緑も負けてはいない。東京の西、いわゆる武蔵野を歩けば、ヤブコウジやセンリョウの赤い実が目に鮮やかだ。
 
不知道什么时候起,12月的街道上,颜色丰富了起来。虽然现在是圣诞色的季节,但是日式的颜色也丝毫不逊色。漫步于在东京的西郊——武藏野,紫金牛和草珊瑚上挂着的红色果实分外夺目。
 
深い緑の葉との組み合わせが、色の乏しくなった林間を彩っている。暖冬ながら、師走も下旬となれば葉を落とした裸木が目立つ。木々の枝が青い空に自在の抽象画を描く。季節風が裸のこずえを鳴らして吹けば、年の瀬の感慨はいっそうつのる。
 
与深绿色的叶子搭配,丰富了色彩贫乏的林间。虽然是暖冬,但到了12月的下旬,还是有很多落光了叶子的树木。树木的枝条在蓝色的天空中描绘了一幅洒脱的抽象画。季风吹过光秃秃的树梢,带起一阵啸声。年末的感概愈发浓厚了。
 
冬ざれへと向かう季節だが、感じ方は年齢で変容するらしい。作家の井上靖は「最近は花の咲くのを見ているよりも、葉を振り落とすのを見届けてやっている方が、気持に合っているように思う」と述べていた。69歳のときの一文だ。
 
季节正向着萧瑟的冬天走去,感概的方式也因年龄的增加而发生了变化。作家井上靖先生写到,“最近,相比花开,看的更多的是叶片的飘落,觉得这符合我的心情。”这是他在69岁时写的一篇文章。
 
経済学者の河上肇は、晩年近くにこんな漢詩をつくった。「拾い来たりて微細に見れば/落葉 花よりも美なり/始めて識(し)る 衰残の美/風に臨んで白鬢(はくびん)斜なり」。どちらも、虚飾を脱ぎ捨てたような冬木立への共感を、秘めているかに思われる。
 
经济学家河上肇先生在晚年写了这样一首汉诗。“拾起细端看,落叶比花美;始知残衰美,风吹白发乱。”无论哪种情况,都令我感到其中蕴藏着的脱去虚华的共鸣,就像那光秃秃的树一般。
 
きょうは短日が極まる冬至。一陽来復(いちようらいふく)で日は伸びるけれど、寒気は逆に厳しさを増してくる。日の色に染まった柚子(ゆず)を湯に浮かべれば、これは老若にかかわらず、香気の湯けむりが邪気を払ってくれる心地になる。
 
今天是白天最短的冬至。虽然冬至过后,白天延长,但是冷空气却越发严酷起来。洗澡水里漂着染成金黄色的柚子,略带香味的氤氲之气为人们驱走了邪气。
 
冬至を過ぎれば師走の日々はもうまっしぐらに、仕事納めから大みそかへと急ぐ。木々は深い眠りに入る。慌ただしさの中に、今年を見送ってたたずむ思いが入りまじる。
 
过了冬至,十二月的日子逝去地越来急促了,从年终总结直奔除夕。树木进入了深深的睡眠之中。值此慌慌张张之际,目送今年的离开更令人百感交集。
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