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富庶幸福 遭到质疑

时间: 2016-02-14    进入日语论坛
核心提示:ライバル紙ながら、脚本家の倉本聰さんが毎日新聞に連載しているコラム「林中無策」を楽しみにしている。先月はこんなことをお書
(单词翻译:双击或拖选)
ライバル紙ながら、脚本家の倉本聰さんが毎日新聞に連載しているコラム「林中無策」を楽しみにしている。先月はこんなことをお書きだった。日本という車にはブレーキもバックギアもない。ダッシュボードについているのは「経済指標」という巨大なメーター一つのみであると。
 
虽然是对手的报纸,但每日新闻专栏“林中无策”连载的仓本聪先生的文章令人乐在其中。上个月谈到了下面这些事情。名为日本的这辆车既没有刹车也没有后倒轮。仪表盘上只有“经济指标”这个显眼的计量表。
 
大量生産、大量消費の社会は、はたして豊かで幸せなのか。問い続ける倉本さんが書き、演出を手がける劇「屋根」が、巡回公演で各地を回っている。私たちが時の流れに落としてきたものを深く心に刻印する、約2時間の舞台だ。
 
大量生产、大量消费的社会,最后就会变得富裕幸福吗?不断质问的仓本先生创作并亲自演出的戏剧《屋顶》正在各地巡回演出。大约2个小时的剧集,让我们深刻记住了丢失在时光的东西。
 
流れる時は大正から平成をまたぐ。北海道の開拓小屋で結ばれ、9人の子をなした夫婦が、時代の波にもまれながら懸命に生きる。息子2人は戦死、1人は徴兵に抗(あらが)って自殺する。
 
时间跨度从大正到平成、在北海道的开拓小屋里结识,育有9个孩子的夫妻在时间的大浪潮中努力地活下去。2个儿子战死了,1个儿子为了抵抗征兵自杀了。
 
ようやく戦争が終わると、豊かさや便利さを際限なく求める時代が来た。捨てては買い、買ってはまた捨てる。周囲が消費に浮かれる中、捨てられるものを慈しむように夫婦は古着を裂いて縄を綯(な)いはじめる――。
 
好不容易战争结束了,物质无限丰富且生活便利的时代来临了。丢了再买,买了又丢掉。在周围沉浸于消费之中时,夫妇心疼被丢弃的东西,开始将旧衣服做成绳子。
 
思えば石油も他の資源も、豊かな土壌も海も、この星が億の歳月をかけて蓄え育ててきた財産である。長い地球史から見れば、一瞬で財産を消尽しかねないのが私たちではないかと、倉本さんは案じて言う。
 
回想起来,无论是石油还是其他资源,无论是肥沃的土壤还是大海,都是这颗星球花费数亿年岁月所积累起来的财富。从漫长地球史来看,或许一瞬间就消费掉这些财产,不就是我们吗?仓本先生不无担忧地说。
 
ふと浮かぶのは、本紙歌壇の選者馬場あき子さんの歌だ。〈使ひ捨てのやうに手荒く棲(す)んでゐる地球さびしく梅咲きにけり〉。謙虚につましく生きるという、難しいが避けては通れぬ課題が、涙と笑いの舞台から透けてくる。
 
我忽然想起本报歌坛的评委马场秋子女士的和歌,“用了就丢,地球荒凉,梅花孤寂独自开”。谦虚且朴素地生活,充满泪水和欢笑的舞台不断向人们昭示着这一无法避开的课题。
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