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搬迁计划 可能搁浅

时间: 2016-03-10    进入日语论坛
核心提示:このほど新書大賞に選ばれた『京都ぎらい』が面白い。建築史などを専門とする著者の井上章一さんは、京都市の嵯峨で育った。洛外
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このほど新書大賞に選ばれた『京都ぎらい』が面白い。建築史などを専門とする著者の井上章一さんは、京都市の嵯峨で育った。洛外と呼ばれる地域だ。市中心部の洛中の人々から田舎者呼ばわりされ、さげすまれてきたことへの恨み節が炸裂(さくれつ)している
 
最近荣获新书大奖的《厌恶京都》一书很有意思。建筑史专业的作者井上章一先生成长于京都市的一个被称为洛外的地区。从市中心的洛中地区来看,他该被称为乡下人。因此,长期遭受鄙视所形成的仇恨心结几乎到了爆炸的程度。
 
といって悪口ばかりでもない。例えば花街(かがい)の上七軒(かみしちけん)を、京都の人は洛中、洛外を問わず「かみひちけん」と発音する。「かみしちけん」を認めない点で両者は歩み寄れるという。井上さんの矛先は霞が関の中央集権的な国語政策に向かう
 
即便如此,也并非全都是坏话。例如,京都人无论洛中还是洛外都把花街上七轩读作“kamihitiken”,可见在不承认“kamisichiken”这一点上他们走到了一起。井上先生的矛头直接指向了霞关的中央集权国语政策。
 
千年の古都は奥が深いと思っていたら、文化庁が京都に全面的に移転する見通しになったという。政権の進める「地方創生」の一環である。中央省庁の本格的な引っ越しが実現すれば、強い印象は残すだろう
 
他说,倘若承认千年古都内涵深奥,那么文化厅就有希望全面迁移至京都。同时,这也是政府推行的“地方创新”的一环。中央省厅如果真的能够实现搬迁,将在人们心目中留下极其强烈的印象。
 
確かに地の利はある。関西には国宝や重要文化財が集中し、古代遺跡も数多い。京都と奈良には定評ある博物館や文化財研究所がある。文化庁に似合いの土地というイメージではある
 
这么做确实有地利之便。关西地区集中了很多国宝级重要文物,古迹的数量也很多。而且,京都和奈良都有受到广泛认可的博物馆及文物研究所。这一方水土给人的印象是非常适合文化厅的工作特点。
 
一方、文化庁は著作権制度や国語政策なども所管する。毎年の国語に関する世論調査は日本語の変遷を映して興味深く、小欄も折々紹介してきた。こちらの分野に移転の利点はあるのかどうか
 
另一方面文化厅的管辖范围也涉及到著作权制度及国语政策。对于每年有关国语舆论调查也很感兴趣,它反映了日语的变迁轨迹,敝栏目也不时地予以介绍。不知道在这些领域是否也具有搬迁带来的好处。
 
そういえば井上さんは先月の本紙京都版で、京都に文化庁は不要と語っていた。国語政策へのあの腹立ちが理由ではない。井上さんを散々見下してきた京都人が、その誇りをかなぐり捨てて誘致に走るのを見るのは釈然としないからだという。京都は奥が深い。
 
经这一提醒忽然想起上个月的本报京都版曾经报道称,井上先生说京都不需要文化厅。当然,并非因为对于国语政策不满这条理由。而是据说,由于极其蔑视井上先生的京都人并不看重这份荣耀,而且,也不会任凭发展到发出邀请而满不在乎。看来京都还真是道行不浅哪。
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