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秋山女士 与世长辞

时间: 2016-05-11    进入日语论坛
核心提示:評論家の秋山ちえ子さんは戦時中、中国で不思議な命拾いをした。ある日、離陸直前の飛行機から降ろされる。代わりに乗りこんだの
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 評論家の秋山ちえ子さんは戦時中、中国で不思議な命拾いをした。ある日、離陸直前の飛行機から降ろされる。代わりに乗りこんだのは日本の軍人。機は直後に墜落し、乗っていた全員が死亡した。
 
评论家秋山女士在二战时,在中国曾侥幸逃得一命。那天,她被人从将要起飞的飞机上叫下来,以便腾出地方让日本军人乘坐。飞机在起飞后旋即坠毁,全体乘员无一生还。
 
「運命は人間には計り知れない。寿命は生まれた時から決まっていると思った」。91歳の誕生日に刊行した「種を蒔(ま)く日々」に記した。その秋山さんが99歳で天寿をまっとうした。
 
“人类无法预测命运。寿命在出生那一刻就决定了。”在91岁生日那天出版的《散播种子的日子》中如斯记载着。这位秋山女士以99岁高龄去世了,得享天年。
 
TBSラジオの「昼の話題」と「秋山ちえ子の談話室」を40歳から85歳まで担当した。季節の話題、時事問題、子育ての悩みなど森羅万象を取りあげた。終戦の日には童話「かわいそうなぞう」を朗読した。大戦末期に動物園のゾウが餓死する物語だ。放送1万2512回。普段着のような飾らない語り口が耳の奥に残る。
 
她从40岁到85岁一直负责TBS节目《白日话题 》和《秋山谈话室》。谈及的内容森罗万象,有有关季节的、时事的、育儿烦恼等等。在终战之日,她朗读了《可怜的大象》一文,其讲述的是在大战末期,动物园大象饿死的故事。这次节目播放了1万2512次。朴实无华的语气至今仍留在内心深处。
 
繰り返し訴えたのはこの国がどれほど女性に生きにくいか。たとえば政府の審議会の仕事。真剣に論じたのに自分の考えは一向に報告書に反映されない。「女性の声を聞いたと体裁を整えるためでした。以後はすべてお断りしました」。
 
她一直为女性在这个国度的生存困境而奔走呼号。比如,政府审议会的工作。明明有过认真讨论,但她的想法一次也没有在报告书上反映。为此,她说“为了能听到女性的声音,有必要对体裁进行修改。所以如不改变,我以后一概予以拒绝。”
 
毎朝7紙を読んだ。常にペンを携え、残した取材ノートは数百冊に及ぶ。事前収録番組の多さを嘆き、2001年の米同時テロの翌朝は自ら局に訴えて生放送に臨んだ。気骨の放送人と呼ぶべきだろう。
 
她每天早上朗读7页纸的文章。她常年带着笔,留下的采访笔记有几百册。她叹息有太多事前录制的节目,所以在2001年美国“911”恐怖袭击之后的第二天,她向TBS提出申请后进行了直播。我们在此应该称她为有骨气的节目主持人吧。
 
「男性には戦争をしたがる人がいる」「戦争の悲惨さを知らない政治家が憲法9条をなくそうとしている」。いまの危うい政治状況を思うと、あの率直な批評がもう聴けないことが、残念でならない。
 
“男性往往容易发动战争”;“不知道战争残酷的政治家正妄图删去宪法第九条”。在时下危险的政治局面,一想到再也听不到她那率直的批评,就觉得无比遗憾。
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