围棋九段选手石井邦生在其著作中记下了他初见这位天才围棋少年时的震惊。6岁的他手很难够到棋盘的对面,所以他站在椅子上下。他学习围棋还真是早啊。在对手下完一步后,他会立刻回敬一步,接二连三的击败了成年人。
弟子にすると決めるが、住み込みも通いも難しそうだと、行き着いたのが電話回線を通じたネット対局だった。距離はあっても、濃密な指導。ネット時代の申し子といえる26歳の井山裕太名人がおととい、史上初の七冠独占を決めた。
石井先生想将其收为弟子,但是由于住行存在困难,所以可行的办法只有通过电话连线在网上对弈。网络时代的天之骄子,他就是26岁的井山裕太名人,他在前天,获得了围棋史上第一次的七连冠。
「打ちたい所へ打つ」のが信条という。ときに相手の強い所に踏み込む危険を冒す。負けが決まったかに見えて、勝負をひっくり返す。その逆転力は今回も、十段戦の挑戦者を決める一戦で発揮された。
“把棋子下在该下的地方”,这是他的信条。有时,他也会冒着对抗对手强处的风险。看起来要失败了,但他常常都能扭转颓势。这份扭转乾坤的力量在这次挑战十段选手的一战中仍发挥着作用。
旧タイトル制で六冠を達成した故坂田栄男九段は「碁はマラソンのようなものである」と書いた。序盤、中盤、終盤のそれぞれにいくつかのヤマがあり、最後まで勝負が分からないことも多い。井山名人も持久走を一つずつ制してきた。
在旧的围棋体制下,获得六连冠的已故九段选手田荣男写过这样一段话,“围棋就像是马拉松。”盘初、盘中、盘终,其有着各种各样的走法。井上名人一一战胜了这些持久战。
しかし世界はまだその先にある。日本勢に抜きんでた実力があった時代はすでに遠く、中国勢や韓国勢に水をあけられる。「究極的には世界で一番強くなりたい」と言う井山名人に、期待が高まる。
但是,一山还比一山高。日本围棋界拥有超群实力的时代已经远去了,中国围棋和韩国围棋已经迎头赶上了。井山名人说“希望成为世界上一流的选手”,对此我等非常期待。
人工知能も、競争相手に加わる。先月は世界最強のプロ棋士の一人を負かし、衝撃が広がったばかり。脳科学者の茂木健一郎さんの「井山名人ならば、最強の人工知能にも勝てるかもしれない」との言葉はいまや、最高のエールかもしれない。
人工智能也加入了竞争对手的行列。上个月,其击败了世界最强的职业棋手之一,所造成的冲击不断地在扩大。脑科学者茂木健一郎说“如果是井山名人的话,或许就能战胜最强的人工智能”,这或许是最好的褒奖吧。