据说一位偶突然来访的大妈希望一家小铜锣烧店的店主雇她来当店长。因为她拥有50年的相关经验,而且带来的馅料味道非常醇厚、甘甜。虽然她那弯曲的手指令人介怀,但最后店主还是决定雇佣她,“不在客人面前露出来就好了。”
元ハンセン病患者を主人公に、ドリアン助川さんが書いた小説『あん』である。おいしいと評判になり店は繁盛するが、やがて病気のことが噂(うわさ)になり、客が減り始める。
助川先生的小说《馅料》的主人公是位原癫痫病患者。因为该店的食物因为美味而备受顾客喜爱,生意也蒸蒸日上,但不久就传出了店主患病的消息,客人也开始减少了。
執筆のきっかけは1996年の「らい予防法」廃止だったと、助川さんが本紙に語っていた。ハンセン病患者を社会から強制的に隔離し、差別の温床になっていた法律がなくなった。それから20年。裁判所も差別を助長していたとして、最高裁が一昨日謝罪した。
他写该小说的起因是因为1996年的《癫痫病预防法》,助川先生曾在本报上如此说过。将癫痫病患者被从社会上强制隔离,成为歧视温床的法律消失了。现在,20年过去了。由于法院助长了这种歧视,所以最高法院在前天做出了道歉。
ハンセン病患者の裁判では72年まで、通常の法廷でなく療養施設などでの「特別法廷」が数多く開かれていた。確実に治り感染力も低いので隔離は必要ない、それが明確になった後も続いていた。
72年之前,癫痫病人的判决通常在疗养设施内开设的“特别法庭”举行,而非普通的法庭。事实上,经过治疗后的传染力会变得很低,所以没有隔离的必要。在这一点明确之后,这种措施却依然存在。
もし事実上の非公開であれば公正な裁判とは言い難い。最高裁は開廷の貼り紙が療養所の正門などに貼られていたのを理由に「一般の国民の訪問が不可能であったとまでは言えない」としたが、強弁ではないか。
如果是基于事实的非公开,那么就很难说这是公正的判决。最高法院将开庭的通知黏贴在疗养院的正门上,其理由是“不能武断的认为普通国民不会出庭”,这不就是诡辩吗?
作家の北條民雄は患者として隔離された後に執筆を本格化した。ハンセン病を題材にするのは、2千年に及ぶ患者たちの苦痛が目に映るからだと書いた。長く続いた差別をなくす方へと、前進しているのは間違いない。しかしその歩みはあまりに遅い。
作家北条民雄患病被隔离后才真正开始写作。他写到,他之所以以癫痫病为题材进行创作,是因为目睹了2千年来患者所经历的痛苦。虽然社会前进在消除长期歧视的路上,但其脚步还是太慢了。