経験上、週明け早々の定例会議の多くは、長くて眠くて成果に乏しい。長広舌(ちょうこうぜつ)をふるう上司の姿だけ頭に残り、肝心の中身は忘れたりする。
从经验上来说,周一早上召开的例行会议有很多时间长得令人犯困,并且缺少实质结果。留在与会人员记住的只有摇头晃脑,高谈阔论的领导形象,但其中重要的内容却往往记不住。
歴史をふりかえると、天下の流れを決めて語り継がれる会議もある。1600(慶長5)年7月の小山評定(おやまひょうじょう)は好例だろう。いまの栃木県小山市で徳川家康が開いた。北に進んで上杉景勝を討つか、あるいは西へ転じて石田三成を倒すべきか。軍議の結果、諸将は東軍に結束して三成と戦う道を選ぶ。2カ月後、関ケ原の合戦を制する。
回顾历史,其中也有决定天下走势的会议。1600年(庆长5年)7月的小山评定就是一个绝好的例子。就在现在的栃木县小山市,德川家康举行了这次会议。是北上讨伐上杉景胜呢?还是掉头向西攻打石田三成?这次军事会议的结果是团结诸多将领组成东军,选择与三成开战。2个月后,他们获得了关原之战的胜利。
地元の小山市は史話のPRに力を注ぐ。「もし小山評定がなかったら、東軍はあれほど結束しなかった。小山は家康の運を開いた」と解説し、「開運のまち」をうたう。地元ではおおむね好評だ。
会议举办地小山市现在正全力以赴历史故事的PR。他们解释说,“如果没有小山评定,那么东军就不会那样团结。小山开启了家康的运势”,并打出“开运之町”的口号。在当地,这些行为获得了诸多好评。
今春から市は庁内の会議を「評定」と呼ぶようになった。部長会議は「部長評定」に、空き家の利活用に関するプロジェクト会議は「空き家の利活用評定」と改められた。
从今年春天开始,市政府将部门之间的会议称为“评定”。部长会议改为“部长评定”,而关于活用空置房屋的规划会议改称“空置房屋活用评定”。
「呼称が変わっただけなのに、だらだらした会議が減りました。会議に臨む職員の気構えが目に見えて変わりました」。担当の黒川澄子・市職員研修所長(51)は変化を喜ぶ。
“叫法改变了,冗长的会议也减少了。与会职员的精神面貌也出现了显著变化。”负责人市公务员研修所所长黑川澄子为这一变化感到喜悦。
評定といえば、小山よりも小田原の方が知名度が高い。長いばかりで結論の出ない会議の代名詞である。日系企業で働いた外国人に聞くと、残念ながら、日本には会議が多くてむやみに長いとの評がいまもある。できれば小山市役所の皆さんには、会議を厳選し、てきぱきと議事を進める技を究めて、世界に発信してほしい。
说起评定,小田原评定比小山评定更为出名。它是久拖不决会议的代名词。询问了在日企工作的外国人,令人遗憾的是他们对日本的会议评价都不好,认为多数是在浪费时间。如果可以的话,希望小山市政府的各位能严格甄选会议,研究快速推进会议流程的技巧,以此向全世界发出改进会议的信号。