6月,是中国大学入学考试的季节。下周,有超过900万的考生面临统一招生考试“高考”的挑战。这次考试是一次性的。其得分将决定所录取的学校,左右着其人生的进程。
各地の最優秀者は地元紙に写真付きで「状元」として紹介される。かつて官僚登用試験「科挙」で成績上位者をたたえた言葉がいまも使われる。
各地考的最好的学生将会被登上当地的报纸,并配上照片,将其作为“状元”宣传。在过去的官员录用考试中,用来称呼金榜题名之人的词语至今仍在被人们使用。
「高校時代は勉強一色で、思い出してもつらい。なぜあれほど膨大な丸暗記がいるのか」。黒竜江省出身の北京大学生(23)は話す。連日朝7時40分から夜9時まで学校で勉強漬け。昼と夕に家族が校門へ届けてくれる弁当をかきこんでは教室へ戻った。本番前に両親や親戚、教師らから受ける重圧たるや日本の比ではないらしい。
“高中时代,学习是其永恒的主题,想起来就觉得痛苦。为什么要背这么多的东西呢?”,某位来自黑龙江的北大学生(23岁)如此说到。每天从7点40分开始到晚上9点,都是在学校学习。在中午和傍晚,胡乱吃几口带来的便饭后便又回到教室学习。在考试来临前,来自父母、亲戚和老师们的重压,是日本的孩子所无法想象的。
出題はこんなふうだ。「成長が高速から中高速に移って経済は新常態に入った。その哲学的な意味は何か」「抗日精神と中華民族精神との関係を述べよ」。解説も読んだが、正答にさっぱり得心がいかない。受験生が気の毒に思えてくる。
考试中的提出通常是这种类型的,“经济成长从高速转向中高速发。其哲学意思是什么?”;“简述抗日精神和中华民族精神之间的联系”。我看到过相关分析,但对于正确答案,完全没有任何心得。我觉得考生非常可怜。
大学は全土に約2800校。難関から下位まで序列が定められている。「重点大学」でないと、人気企業に職を得る道も閉ざされてしまう。
在中国,大约有2800所大学。从难度到低级,其次序都已确定。如果没有考上“重点大学”,那么几乎没有机会得到人气公司的职位。
中国では日常何ごとにも競争がつきまとう。ひるんでいたら電車に乗れず、病院で診察も受けられない。出題内容や過熱ぶりに疑いを感じつつも、高考は若者が未来を切り開く唯一の道である。避けては通れない。それが中国の現実なのだろう。日本とはおよそ位相の違う入試問題集を繰りながらそう感じた。
在中国,任何日常事情都伴随着竞争。你如果胆怯后退,那就会坐不上地铁,看不到病。虽然对出题内容和过热的状态感到疑虑,但高考是年轻人开拓自己未来唯一的机会。这让他们避无可避。这也是中国的现状。翻着与日本完全不同的试题本,我如此想着。