返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 天声人语 » 正文

音乐艺术 不带政治

时间: 2016-06-27    进入日语论坛
核心提示:ロック音楽好きの若い男と女が、ポンコツの車でフジロック・フェスティバルに向かう。開演前の夜にたどりつき、広場にテントを張
(单词翻译:双击或拖选)
ロック音楽好きの若い男と女が、ポンコツの車でフジロック・フェスティバルに向かう。開演前の夜にたどりつき、広場にテントを張って潜り込む。どこからか歌が聞こえてきた。愛する男性が戦争に行ってしまうのを嘆く歌詞だった。
 
喜欢摇滚的年轻男女开着几近废弃的车去参加富士音乐节。在开幕前夜终于赶到,他们在广场上支起帐篷,不知道是哪儿,隐隐约约传来了有人唱歌的声音,歌词大意是深爱的男人参军打仗去了。
 
彼が行くのなら私も髪の毛を切って男に変装し、いっしょに兵隊になって、ついていく。その歌の内容と自分の幸せを比べ、女は泣いてしまう。ロック歌手の故・忌野清志郎(いまわのきよしろう)さんが若者の気持ちを想像して書いた(「瀕死〈ひんし〉の双六〈すごろく〉問屋」)。
 
如果他去,那么我也将剪掉头发,女扮男装,与他一起参军,陪伴着他。帐篷里的女子将歌词内容与自己的幸福相比后,情不自禁地留下了眼泪。已故摇滚歌手忌野清志郎先生想象了年轻人的心情,并创作了这首曲子。(《濒死》,双六书行出版)
 
歌は、米国でベトナム戦争が泥沼化するなかヒットした「悲惨な戦争」であろう。反戦歌なのかラブソングなのか、境界線を引くことも難しい名曲だ。心情をうたうことと、体制を批判することは、ときに重なり合って魂を揺さぶる。
 
这首歌就是美国陷入越南战争泥沼时所创造的《悲惨的战争》。这是反战歌曲还是情歌?这首名曲的界限很难划清。抒发心情和批判体制有时两者会结合,令人灵魂震撼。
 
「音楽に政治を持ち込むな」。今年20回目になるフジロックに学生団体SEALDs(シールズ)の奥田愛基(あき)さんが出演することが決まると、ネット上に批判があふれた。奥田さんは安保法に反対し野党共闘を支持する。音楽の政治利用だ、との書き込みも。
 
“不要把政治带入音乐中”。在今年第二十届的富士音乐节上,学生团体SEALDS的成员奥田爱基决定出席后,网上充满了对其的批判之声。奥田先生反对安保法并支持在野党统一战线。有人留言说,这是利用音乐为政治服务。
 
もっとも原発などの問題を論じることは過去のフジロックでもあった。政治や社会との緊張関係を失って何がロックか、との反論はこの際控える。ただ政治性を脱色して中立を掲げることで、かえって息苦しさが増さないか。
 
原本,在过去的音乐节上就讨论核电站等问题。在这种情况下,有人提出了反对意见,认为摇滚一旦失去同政治、社会的紧张关系,那么它也将不复存在。所以,摆脱政治色彩,宣扬中立反而会适得其反,难道不是吗?
 
多くのラブソングといくつかのメッセージソングを残した忌野さんはこうも書いた。好きな音楽をやっているだけだ、それを何かに利用しようなんて思わないと。
 
留下诸多情歌和信息的忌野先生也这样写过,唯有唱着喜爱的歌曲,才不会想到利用它去做些别的。
 
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(1)
100%
踩一下
(0)
0%

[查看全部]  相关评论